著者:デイリー暮らしのエージェント編集部 2024年5月8日更新

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仕事を辞めるタイミングは何月がベスト?12月末が良いのか

デイリー暮らしのエージェント編集部 [PR]

アップロード日2022/11/24

仕事を辞める決意をしても、実行に移すタイミングは悩めるところです。

この記事では、仕事を辞めるタイミングや会社への退社報告の仕方などをまとめました。

社会人が仕事を辞めたいと思ってしまう理由もご紹介します。

30代~50代が「人間関係」を理由に仕事を辞める人が多い

エン・ジャパンは、エン転職利用者610名を対象に”退職理由”に関するアンケートを実施し、その結果を公表しています。

以下は、アンケート結果を表にしたものです。

本当の退職理由は以下のうちどれですか? 回答率
人間関係が悪かった 28%
給与が低かった 12.9%
社風や風土が合わなかった 12.2%
評価・人事制度に不満があった 10.8%
待遇(福利厚生等)が悪かった 6.8%
残業・休日出勤など拘束時間が長かった 6.8%
業界・企業の将来性が不安だった 5.9%
体調を壊した 2.4%
結婚、家庭の事情 0.9%
その他 4.7%

出典:en 人事のミカタ|退職理由のホンネと建前[2022年版]

人間関係は、業種を問わず多くの社会人が頭を悩ませる問題です。

日経メディカルによる退職理由に関するアンケートでは、「人間関係」が全体で1位となっており、30代〜50代の退職理由でも1位となっています。

仕事を辞めるタイミングは何月が良い?

ボーナスが支給された直後

金銭面を考えると、ボーナスを貰った直後に仕事を辞めるのが、ベストなタイミングです。

ただし、ボーナスは退職をする人には支給しない会社もあります。

退職を伝えるタイミングは、ボーナスを貰ってからがおすすめです。

転職先がなかなか決まらない場合もあります。

ボーナスが支給されてから辞めることで、すぐに転職先が決まらなかったとしても経済的困窮を回避することが可能です。

◆自己都合退社だと失業保険の給付までに時間が掛かる

転職先が決まらない、かつ、ボーナス支給前に退職した人の強い味方が『失業保険』です。

しかし、自己都合退社は会社都合退社と比べて、給付開始までの期間や給付日数などが大きく異なります。

自己都合退職 会社都合退職
失業保険の給付開始 2ヶ月7日後 7日後
失業保険の給付日数 90~150日 90~330日
失業保険の給付制限 あり なし
退職金 減額されることがある 全額受け取れる
経歴の書き方 一身上の都合により退職 会社都合により退職

出典:doda|【社労士監修】会社都合退職と自己都合退職は何が違う?転職活動や失業給付金にどう影響する?

転職活動期間の目安は、3ヶ月〜6ヶ月とされています。

転職先が決まらない状態での退職は、経済的困窮に陥りやすいです。

貯金をするなどして、計画的に仕事を辞めることが、生活の安定させるためにも大切と言えます。

参考仕事を辞めるタイミングは入社何年目がベスト?転職まで3年は働くべき?

転職先が決まってから退職する

仕事をしながら転職活動を進めるのが一般的です。

転職先が決まってから退職すれば、生活の不安を無くせます。

また、仕事を続けていれば、「早く仕事を見つけなくちゃ!」と焦ることもないので、良いと思える転職先が見つかるまで、じっくりと転職活動に励むことが可能です。

仕事と転職活動、プライベートの両立をするのは自力では難しいので、転職エージェントを利用し、転職活動を効率化することをおすすめします。

転職エージェントとは

転職エージェントは、希望に近い求人の紹介や提出書類の添削、企業との日程調整や条件交渉など、転職活動で必要な作業の多くを代行してくれるサービスです。

短期間での転職を実現する上で、転職エージェントは利用するべきサービスと言えます。

合わせて読みたい「おすすめ転職エージェント完全版」

おすすめの転職エージェント18選|目的別に紹介【徹底比較】

今回30代におすすめの転職エージェントを紹介しましたが、こちらの記事では、おすすめの転職エージェントの中から利用者の多い人気の18社を、目的ごとに分けてご紹介しています。

◆退職してから転職先を探すメリット・デメリット

経済的困窮というリスクを避ける上で、在職中に転職先を見つけるのがおすすめとしましたが、働きながら理想の転職先を見つけることは想像以上に大変です。

転職先を決める前のタイミングで仕事を辞める人はたくさんいます。

ビズヒッツでは、転職経験のある男女500人を対象に実施した”転職活動に関する意識調査”によると、「働きながら転職活動」と「辞めてから転職活動」の回答は半々です。

出典:ビズヒッツ|「働きながらの転職活動」と「辞めてからの転職活動」どっちがいい?【500人アンケート調査】

退職してから転職活動をスタートするメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット ・転職活動に専念できる
・スケジュールに余裕があるため、複数社に応募しやすい
・即入社できることが企業にとってプラスになることがある
デメリット ・収入が得られなくなるため、経済的に厳しくなる
・貯蓄の減少が焦りを生み、希望とは異なる求人に応募してしまう
・退職してから期間が空く(=ブランク)と面接でマイナスになることがある

仕事を辞める前に転職先を決めるのが得策です。

不安やトラブルを回避することができます。

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繁忙期は避け、閑散期に退職すると円満退職しやすい

繁忙期の退職は、タイミング的に避けた方が無難です。

社会人は仕事を辞めるにあたって業務の引継ぎをはじめとする作業をしますが、繁忙期ではただでさえ忙しい上に、引継ぎ作業によって人員が取られ、本来の業務に支障が出る可能性もあります。

周囲を気遣う姿勢という意味でも、閑散期での退職がおすすめです。

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有給休暇取得前までに引継ぎを完了させる

仕事を辞める前に有給休暇を全て取得する方は、有給休暇取得前に引継ぎを完了させ、後任者が1人で業務を行えるようにするのが懸命です。

トラブルを回避できるのはもちろん、社会人になると取りづらい連続休暇を楽しめます。

業務の引継ぎ完了前に有給消化に入ると、周囲に迷惑を掛けてしまったり、休暇中に仕事の連絡が来たりする可能性が高いです。

◆上司に相談して退職日までのスケジュールを立てる

取得できる有給休暇が何日あり、すべてを消化するためにはいつから休暇に入るのかを明確にした上で、直属の上司に相談し、引継ぎを含めた退職日までのスケジュールを調整することをおすすめします。

スケジュールの相談は、退職の意向を伝える時とは別のタイミングでも良いでしょう。

仕事辞めるタイミングのポイント仕事辞めるタイミングのポイント

  • ボーナスが支給された直後

  • 転職先が決まってから退職する

  • 繁忙期は避け、閑散期に退職すると円満退職しやすい

  • 有給休暇取得前までに引継ぎを完了させる


参考仕事を辞めるタイミングはいつ?
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退職の伝え方

直属の上司にしっかりと伝える

法律では、退職の2週間前までに退職する旨を伝えれば仕事を辞めることができますが、多くの企業では、就業規則によって、退職日から逆算して何ヶ月前まで申し出なければならないかを定めています。

ボーナスが支給されてから辞めることで、すぐに転職先が決まらなかったとしても経済的困窮を回避することが可能です。

参考仕事を辞めるタイミングや退職引き止め。不安な人のための知識を紹介

◆直属の上司より上の人に伝えるのはマナー違反

直属の上司とタイミングが合わないなどの理由があっても、退職を伝える・退職届を提出するのは直属の上司が最初です。

その上の方や同僚などに先に伝えるのはマナー違反となります。

メールや電話ではなく口頭で伝える

退職の意向は、メールや電話などで伝えるのではなく、口頭で伝えるのがベストです。

まずは、「相談したいことがあるのですが、ご都合はいかがでしょうか?」などと話を持ちかけ、時間を作ってもらうとスムーズに話せます。

退職の理由を聞かれても不満は口にしない

会社に不満を持って辞める人も多いですが、文句や不満を言うのは避け、キャリアプランをはじめとする前向きな理由や家庭の事情などの辞めなければならない理由にすることが、円満退職を実現する秘訣です。

◆仕事を辞める理由として多いのは「体調を壊した」

d’s JOURNALでは、「退職経験がある」「退職希望を上司や人事担当者に相談したことがある」doda会員298人を対象に、アンケート調査を実施しました。

アンケートによると、”退職した本当の理由を会社に伝えましたか?”という質問に対し、「上司に伝えなかった」が53.0%、「人事に伝えなかった」が64.1%と、過半数の人が仕事を辞める本当の理由を会社に伝えていないようです。

出典:d’s JOURNAL|退職を決意した人は、本当の理由を言わない?【退職理由・交渉のホンネ調査2019】

エン・ジャパンが運営する『en 人事のミカタ』では、『エン転職』利用者610人を対象に”退職理由のホンネとタテマエ”に関するアンケート調査を実施しました。

それによると、「体調を壊した」を退職理由として伝えたとする回答が一番多いようです。

会社(人事)に伝えた退職理由は以下のうちどれですか? 回答率
体調を壊した 18.5%
結婚、家庭の事情 15.8%
人間関係が悪かった 12.3%
社風や風土が合わなかった 9.8%
給与が低かった 7.7%
業界・企業の将来性が不安だった 7.5%
待遇(福利厚生等)が悪かった 5.5%
評価・人事制度に不満があった 5.3%
残業・休日出勤など拘束時間が長かった 5.1%
その他 12.5%

参考:en 人事のミカタ|退職理由のホンネと建前[2022年版]

「体調を壊した」は、本当の退職理由(ホンネ)としては下から2番目の理由ですが、会社に伝えた理由(建前)では圧倒的な回答数で1位となっています。

これは、体調不良を理由とすることで、引き止めを回避しやすいためです。

また、同アンケートでは、退職理由を素直に言えなかった理由についてもアンケートを実施しており、「話しても理解してもらえなかった」が29.7%、「円満退社したかったから」が23.6%となっています。

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仕事を辞めるまでにやるべきこと

後任者に業務を引継ぐ

仕事を辞めることが決まったら、退職日の1ヶ月前を目安に後任者への業務引継ぎを行うのが一般的ですが、有給消化をするなら、それよりも早いタイミングで始めても大丈夫です。

引継ぎは、後任者が業務をしやすいよう、必要な書類を見やすく整理したり、マニュアルを作っておいたりすると喜んでもらえます。

後任者が独り立ちできるよう、フォローする気持ちが大切です。

関係者への挨拶

社外の関係者やお世話になった人に退職の挨拶を開始するタイミングは、直属の上司に相談して決めるものというのが共通認識です。

「関係者への退職の挨拶とともに後任者を紹介してほしい」などの要望があれば、それに従う形で退職の挨拶をしていきます。

退職日の10日〜7日前までを目安に挨拶を終えるのが基本です。

電話やメールを交えれば、スムーズに退職の挨拶が進められます。

参考転職する上で現職を退職するベストなタイミングの見つけ方と作り方

会社に返却するものと受け取るものを確認・準備する

会社に返却するもの 会社から受け取るもの
・会社からの支給物(社員証など)
・業務上での作成物(顧客リストなど)
・健康保険被保険者証
・年金手帳
・離職票
・雇用保険被保険者証
・源泉徴収票

返却物にユニフォーム(制服)がある場合は、クリーニング後に返却するのがマナーです。

返却や受け取り忘れといったトラブルが起きないよう、しっかりと退職日の数日前までには、それぞれ確認と準備を済ませておきます。

返却物等の担当者のスケジュールも確認しておくと、返却や受け取りのタイミングを合わせやすく各種手続きがスムーズです。

有給休暇をすべて消化できるか確認する

有給休暇は、法的に認められた制度で取得する権利があります。

退職・転職先入社のタイミングによっては、全ての有給休暇を取得することは難しいものの、1日も取得せずに退職するのは、非常にもったいないことです。

直属の上司に有給消化したい旨を伝え、引継ぎ等を考慮して取得日を決めましょう。

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まとめ

仕事を辞めるタイミングは、「会社に迷惑が掛からない時期」、そして「自身が損をしないように」辞めることを念頭に置いて決めると判断しやすいかと思います。

退職するおすすめのタイミングは、会社の閑散期、かつ、ボーナス支給後です。

有給消化を目的に退職日に余裕を持たせれば、連続休暇も取得できます。

転職先を決めずに退職する方は、有給休暇を転職活動に充てるのもおすすめです。

社会人は会社を辞めることにも責任があります。

辞めるタイミングはもちろん、後任者への引継ぎや関係者への挨拶などをしっかりと行い、トラブルが起きないよう心掛けることが大切です。

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