著者:デイリー暮らしのエージェント編集部 2024年3月27日更新

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転職理由の書き方と例文を紹介!採用担当者へアピールするために書くべきこととは?

デイリー暮らしのエージェント編集部 [PR]

アップロード日2022/12/09

履歴書や職務経歴書を作成するときに、転職理由を書く必要があります。

転職理由は、応募者のキャリアに対する考え方を知るための材料にもなるので、転職理由を詳しく知りたいと考える採用担当者も多いです。

転職理由は、採用担当者が自社で働いていけるかを判断する情報となります。

書き方のポイントを掴み、キャリアにとってポジティブな転職であることを採用担当者にアピールすることが転職成功の秘訣です。

本記事では、転職理由の書き方を例文を交えて説明していきます。

採用担当者は転職理由から何を判断する?

採用担当者は、転職理由から「応募者が自社とマッチしているか」「長く働いて戦力となってくれるか」を知ることができます。

例えば、新卒入社から2年程の応募者と30代でスキルと実績のある応募者が「実力を正当に評価してくれる会社でキャリアアップしたい」と述べた場合、採用担当者は前者よりも後者の人物の方を採用したいと思うはずです。

企業は中途採用1人につき、多額の費用を掛けています。

採用した人材がすぐに退職してしまうダメージは、企業にとって大きなものです。

そうしたダメージを回避するために、採用担当者は転職理由を通して応募者の意気込みやストレス耐性を知ろうとしています。

応募者は、企業のそういった背景を理解した上で転職理由を考えることが大切です。

参考職務経歴書の「退職理由・転職理由」の書き方・例文と評価されるポイント

転職理由で採用担当者に伝えるべき内容

転職理由の書き方を解説する前に、ここでは採用担当者に伝えるべき内容を見ていきます。

年齢や職歴、転職の目的によって、企業にアピールするポイントは異なります。

企業が重視することを押さえることが重要です。

選考にも大きく影響を及ぼします。

第二新卒が伝えるべき内容

第二新卒は、新卒入社から3年以内に転職をする人のことです。

職歴が浅い分、採用担当者はポテンシャルや将来性を重視し採用を決めます。

職歴が浅いにも関わらず「年収をアップしたい」「休日の多い会社で働きたい」などの自己的な理由を転職理由として挙げるのはNGです。

「ステップアップしたい」というような仕事への向上心を示します。

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30歳以上の人が伝えるべき内容

企業は30代の応募者に「即戦力」を求めています。

社会人としてスキル・実績・経験を根拠にして入社後に戦力になれること、そして、転職先でキャリアアップを目指していることをアピールするのが良いでしょう。

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キャリアチェンジをする人が伝えるべき内容

未経験の業種・職種に転職するキャリアチェンジは、それまでの仕事で培った経験などをアピールするのが難しいです。

そのため、第二新卒と同じようにポテンシャルをアピールすることと併せて、キャリアチェンジする理由を採用担当にアピールします。

特に大事なのが、なぜその業種・職種を選んだのかです。

「向いていると思ったから」というのは根拠がなく評価されないため、前職からの流れを交えてキャリアチェンジを目指すに至った理由を伝えます。

例えば、「前職で〇〇の仕事を手伝ったことで興味が沸いた」などです。

採用担当が納得できる転職理由をアピールできれば、あなた自身により関心を持ってもらえることでしょう。

参考転職理由の書き方は?人間関係やスキルアップなど理由別の例文を紹介!

転職理由の書き方で知っておきたいポイント

しっかりとした転職理由があっても、書き方を間違えるとネガティブな印象を抱かれます。

正しい書き方を知り、アピールすることが転職活動には大切です。

ここでは、応募書類への転職理由の書き方で重要なポイントを解説します。

①本当の転職理由を明確にする

「年収が低い」「人間関係が悪い」「残業が多い」など、転職理由を書き出し、自分がなぜ転職活動を始めるのかを客観的に把握します。

転職理由を偽ったり、見栄を張ったりするのはNGです。

面接官は多くの応募者と接しています。

さまざまな質問と受け答えから矛盾を見抜く力があります。

嘘が発覚したり、会話が途切れたりするのは大きなマイナス点です。

正しく転職理由を把握できていれば、しっかりと受け答えができます。

ただし、転職理由がネガティブな場合は「ポジティブ変換」が必要です。

ポジティブ変換は、転職理由の書き方の中で最も重要なテクニックと言えます。

参考転職理由の書き方・伝え方とは?解答例・テンプレートをご紹介

②ネガティブな内容はポジティブ変換する

ポジティブ変換は習得すべき書き方のテクニックです。

ネガティブな内容をそのまま伝えると、「不満が生じると辞めてしまう人物」と思われてしまいますが、ポジティブなものに言い換えることで、前向きな気持ちで転職をするというイメージを持ってもらえます。

ポジティブ変換は、転職理由の書き方における必須のテクニックではあるものの、できていない人が多いです。

以下にポジティブ変換の例文をまとめました。

【転職理由のポジティブ変換例】

転職理由 変換例
年収が低い ・年功序列ではなく、成果を評価してくれる会社で働きたい
・評価を実感できる環境がモチベーションの向上に繋がる
ノルマが厳しい ・顧客とじっくり向き合って仕事がしたい
・顧客と信頼関係を結べる仕事がしたい
人間関係が悪い ・個人よりもチームで仕事をしたい
・みんなで一緒に同じ目標に向かって働きたい
通勤時間が長い ・通勤に掛かる時間を仕事のために有意義に使いたい
・地元に密着した企業で働きたい

書き方に悩んだときは、どのように書いたらネガティブにならないかを考えながら書いていくと、上手にポジティブ変換ができるはずです。

自信が持てない方は、転職エージェントに相談するなどすることで、企業へのアピールに長けた応募書類を作るアドバイスがもらえます。

転職サポートのプロが添削をしてくれるので安心です。

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③応募企業ごとに応募書類の内容を変える

応募書類の内容は、応募企業ごとに変えます。

転職理由も同様です。

例えば「残業が多い」ことを転職理由とする場合、繁忙期に残業や休日出勤する可能性がある企業はマッチしていないと判断します。

そのため、企業の業務に影響を与えないものを転職理由とするのが良いでしょう。

企業ごとに転職理由を変えるには、その企業の情報収集をする必要があります。

転職理由を書く時の情報収集のポイント

転職理由を書く時の情報収集のポイント

情報収集には、口コミサイトや企業公式ホームページ内にある「企業理念」「社員の声」といったコンテンツを閲覧するのが効果的です。

参考職務経歴書の転職(退職)理由、NG例や好印象を与える書き方は

転職理由の書き方でNGな例文

ここでは転職理由の書き方でよくあるNGな例文を紹介します。

ネガティブな転職理由をそのまま伝えるのは、避けた方が無難です。

①正当性無く権利を主張する

「年収が低い」という理由の場合、その会社の従業員全体の年収が低いのか、それとも成果が挙げられていないために年収が低いのかを、採用担当者は応募書類や面接だけでは知ることができないのです。

権利を主張し、転職理由として述べるためには根拠が必要となります。

正当性を証明できない転職理由をそのまま伝えても、会社側は応募者の不満を解消する保証ができないため、敬遠されてしまう可能性が高いです。

②人間関係が悪い

人間関係のトラブルは、転職理由でも上位に挙がります。

しかし、会社という組織に属する以上、苦手な人や嫌な人は必ずいるはずです。

会社は人間関係を円滑にできる人材を求める傾向にあります。

そのため、ただ「人間関係が悪かった」という理由はNGです。

「応募者に原因があるのかな?」と思われてしまいます。

③会社の将来性に不安がある

会社の将来性は、未来の話をしているのと同じです。

将来性が安泰の企業はないため、「将来性」を転職理由にするのであれば、しっかりとした根拠が必要となります。

転職理由の書く際のチェックポイント

ここでは、転職理由の書き方に関するチェックポイントを紹介します。

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①転職で変えられるか分からない転職理由は書かない

「同僚と性格が合わない」など、転職したからといって解決できるか分からないことを転職理由にするのは避けます。

転職理由を考える際は、転職によって確実に解消できるものにするのが基本です。

②転職理由は簡潔にまとめる

転職理由を長々と詳細に書くのは、印象を悪くします。

簡潔にまとめることが大切です。

これは、転職理由が複数あっても同じことが言えます。

簡潔に転職理由をまとめるなら、応募書類に記入する転職理由はどんなに多くても2つ程度にしておくのが良いでしょう。

また、転職理由を書く際は、「言い訳」を書かないように注意します。

③パワハラやセクハラは転職理由として書かない

社会問題となっているハラスメント問題ですが、被害に遭われた方であっても、それを転職理由として書類に記入するのは避けた方が無難です。

採用担当者によって話の受け取り方が異なります。

以下は、転職サイト「マイナビ転職」に掲載されている、「セクハラを転職理由として述べていいのか」という質問に対する回答を抜粋したものです。

転職理由をセクハラとして履歴書に記載したり、面接で強調することはお勧めしません。 ~中略~ カウンセリングを受けるのが目的ではなく、転職を成功させるために採用試験を受けるのですから、前向きな転職理由をアピールしてください。
出典:マイナビ転職|セクハラで退職したが、退職理由に記載しないほうがいい?

④柔軟な考え方を持つ

正直な気持ちを受け入れてくれる会社はゼロではありません。

転職希望者の中には、退職理由を正直に伝えたいと考える人もいます。

その考えは正しいです。

転職理由を偽ったことが発覚すれば内定を取り消されることもありますし、応募企業に入社した後も嘘を付き続けなければならないこともあります。

しかし、大切なのは「言い換える」ことです。

書き方のテクニックであるポジティブ変換も同様、転職理由を偽るのではなく、表現方法を変えることで転職活動で不利になる要素を無くします。

転職理由をそのまま伝えたいという方も、転職活動を長引かせないためには、柔軟な考えを持ち、表現方法や書き方を変えることが大切なのです。

転職理由の文字数は200文字以内を目安にする

転職理由の書き方で気を付けるポイントを押さえたら、次は実際に書いていきます。

なるべく詳細に書きたいと思うかも知れませんが、応募書類に転職理由を書く際は端的に書く意識を持つことが大切です。

文章を長くすると、言い訳をはじめ、選考で不利になってしまうことを書いてしまう恐れがある他、採用担当が読むのに時間が掛かってしまいます。

150〜200文字を目安に書くのがベストです。

転職理由よりも「自己PR」の方がアピールに繋がります。

転職理由の内容に注力する時間があるなら、その分の時間を自己PRを考える時間・書く時間に充てた方が良いでしょう。

転職理由・書き方でよくある質問

①転職理由で多いのは?

ビジネスパーソンは年齢を問わず、「人間関係」に悩みを抱えている人が多いです。

株式会社ビズヒッツが30代の働く男女500人(女性328人/男性172人)を対象に実施したアンケート調査では、「人間関係」を仕事を辞めたい理由として挙げる人が最も多い結果となりました。

ランキング 30代が仕事を辞めたい理由(複数可) 人数
1位 人間関係に悩んだ 126人
2位 理不尽な扱いを受けた 67人
3位 待遇に不満がある 64人
4位 仕事がうまくいかない 48人
5位 仕事内容に不満がある 43人
同5位 労働時間に不満がある 43人
7位 体調面でツラい 22人

出典:ビズヒッツ|【30代が仕事を辞めたい理由ランキング】男女500人アンケート調査

同社が20代の男女500人を対象にした転職理由に関するアンケートでも、人間関係が2位にランクインしています。

人間関係は、転職理由や退職理由のアンケートで高確率で上位に入ります。

②応募書類はパソコンと手書きのどっちがいい?

書き方と併せて気になるのが「どうやって作成するか」です。

手書きとパソコン、どちらでも応募書類は作成できます。

企業側から手書きの指定が無い限り、応募書類の作成はパソコンがおすすめです。

パソコンなら効率良く応募書類を準備できます。

しかし、転職サイト「doda」が企業採用担当者を対象に実施したアンケートでは、手書きの応募書類を好意的に捉えているとの回答が多いです。

【採用担当者に聞いた!「履歴書は手書きとパソコン作成のどちらが良い?」】

回答 回答率
パソコンで作成したほうが良い 10.7%
どちらかというとパソコンで作成したほうが良い 3.9%
手書きで作成したほうが良い 27.2%
どちらかというと手書きで作成したほうが良い 15.5%
どちらともいえない、どちらでもかまわない 42.7%

出典:doda|履歴書は手書きとパソコン作成どちらがいい? 採用担当者の生の声とメリット・デメリット

「どちらともいえない、どちらでもかまわない」も42.7%あります。

手書きとパソコン、状況に応じて使い分けるのもおすすめです。

ちなみに、転職活動における応募書類のサイズは「A3」、もしくは、「A4(2枚組み)」を使用するのが一般的なので、覚えておきましょう。

③転職理由の書き方で気を付けることは?

転職理由は「ポジティブ変換」することが前提となります。

転職理由は、現職に対するネガティブなものであることがほとんどです。

それをそのまま応募書類に書いたり、面接で述べたりすると、マイナス評価になります。

「前向きな気持ちで転職する」という印象を与えるためには、ポジティブ変換が必要です。

④なぜ転職理由が必要なのですか?

面接官が知りたいのは、「自社とマッチしているかどうか」と「入社後に長く働いてくれるかどうか」の2つです。

これらを判断するために転職理由が必要となります。

転職理由と自社で起こる可能性のある問題を照らし合わせます。

例えば、繁忙期に残業が多くなる企業に対して「ワークライフバランスを取りたい」とする転職希望者が応募してきた場合、採用担当者は相性が悪いと感じるはずです。

このように、応募者の転職理由は、企業にとって採用の可否を決める判断材料となります。

⑤転職理由は応募企業ごとに変えた方が良いですか?

「転職理由」「自己PR」「志望動機」は、応募企業ごとに変えた方が良いです。

応募書類を使いまわそうとすると、当たり障りないことを書いてしまいます。

それでは採用担当者が正確に判断することができないのです。

しっかりと対策をしているライバルに負けてしまいます。

応募書類は、送付した書類でしか採用担当者にアピールすることができないので、手抜きをせずに書類を作るのが懸命です。

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まとめ

転職理由の書き方を解説しました。

採用担当者が転職理由を知りたいのは、応募者が仕事やキャリアについてどのように考えているか、そして、入社後に長く働いてくれるかどうかを判断するためです。

しかし、転職理由がネガティブなものである場合、それをそのまま伝えるのではなく、ポジティブ変換して伝える必要があります。

採用担当者に好印象を持ってもらいやすいです。

キャリアにとってプラスになる転職だと思ってもらえるようにと意識することで、ネガティブな内容をポジティブ変換できます。

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