そこで本記事では、エンジニア転職で年収アップするためのポイントを解説していきます。
年収アップを目的に転職することは一般的になりました。
需要が高いにも関わらず人手不足のエンジニアなら、大幅な年収アップを目指せます。
しかし、ポイントを抑えておかないと転職活動を有利に進めることは難しいでしょう。
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デイリー暮らしのエージェント編集部
また、エンジニアの平均年収やスキルなど、エンジニア転職を有利に進めるための最新動向についてもまとめました。
この記事のまとめ|エンジニア転職で年収アップを実現するポイント

エンジニア転職で年収アップするポイントを簡単にまとめると、以下の3つが挙げられます。
エンジニア転職で年収アップを実現するポイント
- スキルを高めて現職で昇進 / 昇給を狙う
- 現職よりも待遇の良い企業に転職をする
- フリーランスに転向する
スキルを高めて実績を積むことで、単純に市場価値が高まります。
それは在籍企業でも同様です。社内評価が高まれば、昇進 / 昇給を狙えます。
しかし、昇進 / 昇給は中長期的な目線での戦略です。
早期に年収アップを目指すなら転職をする選択肢もおすすめです。
また、エンジニア転職ではなく、フリーランスエンジニアに転向するのも選択肢の1つです。
フリーランスに転向すれば、自分の裁量で大幅に収入を増やせる可能性もあります。
営業等が必要になるものの、近年ではフリーランスエンジニア向けにサポートを提供するエージェントサービスも登場しました。
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デイリー暮らしのエージェント編集部
エンジニアは、自分の思い描くキャリアプランによって動きやすいです。
参考エンジニア転職で年収アップ・を叶えるために必要なコツ/方法についてご紹介!
エンジニアは平均年収が高い職種

ここでは、エンジニアの年収に関する話題をピックアップして紹介していきます。
エンジニアは平均年収が高い職種
- エンジニアは国民の平均年収を上回る
- エンジニアの将来性
- フリーランスに転向する
- 20代のエンジニアでも年収アップは目指せる
エンジニアは国民の平均年収を上回る
国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者数5,270万人の平均給与432万円(男性: 545万円 / 女性: 302万円)です。
続いて、転職エージェント「doda」が発表した平均年収を見ていきます。
dodaの調査によると、ITエンジニアの平均年収は442万円です。
給与所得者全体の平均年収を10万円も上回っています。
年代別で見てみると、30代で国税庁の平均年収を上回っているようです。
年代 | 平均年収 |
---|---|
20代 | 367万円 |
30代 | 495万円 |
40代 | 621万円 |
50代 | 694万円 |
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デイリー暮らしのエージェント編集部
スキルや経験によっては、20代で給与所得者の平均年収を上回ることも可能です。

30歳の平均年収は?手取り、男性・女性の中央値、東京エリアも徹底解説
30歳は、キャリアプラン・ライフプランを真剣に考え始める年齢です。そこで、30歳の男性・女性の平均年収、東京エリアの平均年収、30歳で平均年収700万円以上を稼ぐ人の割合について詳しく解説しています。

エンジニアの将来性
近年では、私たちが日常で利用するあらゆるサービスをはじめ、さまざまなことがデジタル化されており、エンジニアは業界を隔てることなく求められています。
今後はさらにデジタル化が進むことは明白です。
既存のものも最新技術によってブラッシュアップされます。
AIや機械によって、エンジニアのすべての仕事が自動化される可能性も低いです。
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デイリー暮らしのエージェント編集部
そのため、エンジニアは将来性が十分にある仕事と考えられます。
年収アップにエンジニア転職がおすすめな理由
ここまで解説した通り、エンジニアは平均年収が高く、将来性もあります。
しかし、人材に対して需要があまりにも大きく、高い年収を支払ってでも優秀な人材を雇いたいと考える企業は非常に多いです。
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デイリー暮らしのエージェント編集部
一定のスキルと経験を積めば、エンジニア転職によって早期の年収アップが狙えます。
20代のエンジニアでも年収アップは目指せる?
以下は、国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」で公表された20代の平均年収です。
年代 | 平均年収 |
---|---|
20~ 24歳 | 269万円 |
30代 | 495万円 |
25~ 29歳 | 371万円 |
前述した通り、エンジニアの平均年収は367万円です。他の職種と比較して高収入だと言えます。
転職では前職の給与が考慮されるのが一般的であり、年齢に見合ったスキルと経験を有していれば、エンジニア転職によって年収アップを実現できる可能性が高まります。
エンジニアの種類ごとの平均年収

エンジニアと言っても職種は多岐に渡り、それぞれ平均年収も異なります。
「求人ボックス 給料ナビ」「フリーランス白書」で公開されているデータを参考に、以下の職種やケースについての平均年収をまとめました。
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システムエンジニア
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WEBエンジニア
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フリーランスエンジニア
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エンジニア未経験者
順を追って確認していきましょう。
「システムエンジニア」
システムエンジニアの求人で多い給与分布は486〜 563万円、平均年収は517万円です。
全体的な年収レンジは333万円〜 946万円となっています。
システムエンジニアは高年収職種
企業によって転職希望者に求めるスキルや経験は大きく異なるものの、日本の給与所得者の平均年収と比較すると、システムエンジニアは高年収の職種です。
「WEBエンジニア」
WEBエンジニアの平均年収は555万円です。
システムエンジニアよりも平均年収が高いことが分かります。
また、年収レンジは349〜 931万円と幅広いです。
企業が求めるWEBエンジニアのスキルや経験によって大幅に変動します。
そして、未経験者を歓迎する求人も比較的多い印象です。
「フリーランスエンジニア」
一定以上のスキルと実務経験があるエンジニアは、フリーランスになるのも選択肢の1つです。
自分の裁量次第で大幅な年収アップを目指せます。
ただし、高い報酬が得られる案件は、スキルや経験はもちろん、営業力やビジネスマナー、コミュニケーションスキルなど、要求されるレベルも総合的に高いものが要求されるため、まずは企業に勤めて十分な経験を積んでからフリーランスになるのが賢明です。
「フリーランス白書2022」によると、全体の51.2%が年収400万円未満となっています。
年代 | 割合 | 回答人数 |
---|---|---|
200万円未満 | 21.8% | 270人 |
200~ 400万円未満 | 29.4% | 364人 |
400~ 600万円未満 | 17.5% | 216人 |
600~ 800万円未満 | 11.2% | 138人 |
800~ 1,000万円未満 | 8.7% | 108人 |
1,000万円以上 | 8.8% | 109人 |
わからない・答えたくない | 2.5% | 31人 |
出典: フリーランス白書2022
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デイリー暮らしのエージェント編集部
需要が高く人手が不足しているエンジニアであっても、さまざまな企業の案件に応えられるスキルが無ければ年収アップは難しいでしょう。
「エンジニア未経験者」
エンジニア未経験者の平均年収は、250〜 300万円程となっています。
新卒や未経験者の平均年収は、エンジニア以外の職種と大きな差はありません。
しかし、スキルを取得したり経験を積んだりすることで、早期の年収アップを目指せるのはエンジニアならではの大きなメリットです。
エンジニア転職で年収アップを実現する7つの方法

エンジニア転職で年収アップする方法は、主に以下の7つです。
エンジニア転職で年収アップを実現する7つの方法
- スキルを磨いて高いレベルの仕事をする
- コミュニケーション能力を高める
- 専門分野を明確にする
- マネジメント経験を積む
- 現職よりも待遇の良い企業にエンジニア転職をする
- フリーランスエンジニアに転向する
それぞれ解説していきます。
スキルを磨いて高いレベルの仕事をする
スキルを磨くことで、より技術や知識が必要とされるレベルの高い仕事に携われるようになり、自ずと社内評価と市場価値がアップします。
社内評価が高まれば、現職での昇給や昇進が叶いやすいです。
また、市場価値によってエンジニア転職が有利に進みます。
企業によって、人材の何を見てどれくらい評価するのかはさまざまです。
より評価が高い企業に転職できれば、大幅な年収アップも狙えます。
コミュニケーション能力を高める
どのような仕事においても、チームやクライアントとコミュニケーションを取れる人材は、円滑な業務の遂行を目指すにあたって重宝されます。
コミュニケーション能力が高い人は信頼関係を構築しやすく、自身の味方を増やすことに繋がるため、マネジメント経験を任される機会を得やすいなど、キャリアにとってプラスとなるケースが多いです。
専門分野を明確にする
さまざまな分野に対応できるスキルや知識は、有していて損はないでしょう。
しかし、年収アップを目指すのであれば、専門性が高い分野を1つでも持っている方が武器になり、自身の立ち位置を守ることに繋がります。
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デイリー暮らしのエージェント編集部
エンジニア転職における選考でも、専門分野がある方が市場価値をアピールしやすいです。
また、応募する求人も選びやすくなります。
案件にかける時間を短縮する
多くの実務経験を積むのであれば、1つの案件にかかる時間を短縮するのがベストです。
タイムスケジュールを作って計画的に作業するなどし、1つでも多くのプロジェクトに立ち会えるよう努めることをおすすめします。
たくさんのプロジェクトに携われば社内評価が上がりやすいのはもちろん、職務経歴書に記載できる内容が増え、エンジニア転職にも有利です。
マネジメント経験を積む
マネジメント経験の有無は大幅な年収アップに不可欠な要素です。
実際、年収800万円以上のハイクラス案件の大半は、一定以上のスキルや知識に加え、マネジメント経験が必須となります。
転職においては、マネジメント経験=役職経験とする企業も珍しくありませんが、ハイクラス案件でない限り、一般的にはマネジメント経験=役職経験ではありません。
例えばプロジェクトリーダーなど、管理業務に携わった経験があればマネジメント経験があるとアピールできます。
現代は、若手人材が非常に少ないのが現状です。
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デイリー暮らしのエージェント編集部
若いうちにマネジメント経験を積むことで、転職市場におけるビジネスパーソンとしての価値が飛躍的にアップします。
現職よりも待遇の良い企業にエンジニア転職をする
早期の年収アップを目指すなら、現職で数年のキャリアを積んだ後、在籍企業よりも待遇の良い企業にエンジニア転職するのが効果的です。
企業によって評価するポイントは異なります。
相性の良い企業に転職できれば、年収アップを実現できる可能性が高まり、より高いレベルの仕事に携われることにも期待できます。
エンジニア転職に強い転職エージェントに登録するのがおすすめです。
転職エージェントを活用することで、効率良く転職活動を進められます。
フリーランスエンジニアに転向する
一定以上のスキルと実績があるエンジニアは、フリーランスエンジニアに転向するのも1つの手段です。
1社に縛られること無く、さまざまなプロジェクトに携われます。
頑張れば頑張った分、収入が増えるのも魅力です。
フリーランス転向はリスクもある
ただし、会社員のような福利厚生やボーナスはないため、労働条件に優れた企業からフリーランスに転向した場合は年収ダウンのリスクもあります。

フリーランスエンジニアの末路は?「やめとけ」と言われる6つの理由を解説!
この記事では、「フリーランスエンジニアはやめとけ」とされる理由に加え、フリーランスエンジニアの最悪な末路、フリーランスのメリット・デメリット、仕事を得るために利用したい求人サイトを紹介しています。

転職エージェントとフリーランスエージェントの違い

エージェントとは、求職者をさまざまな形でサポートするサービスのことです。
転職希望者が利用する転職エージェントと、フリーランスや副業をサポートするフリーランスエージェントがあります。
無料で利用できるため、登録しておいて損はありません。
それぞれの違いを解説していきます。
転職エージェント
転職エージェントの主なサポート内容
・ キャリアカウンセリング(面談)
・ キャリアの棚卸し
・ イベント / セミナーの開催
・ 求人のピックアップ
・ 応募書類の添削
・ 面接対策
・ 企業との連絡
・ 内定後の条件交渉
・ 前職の退職サポート
上記が転職エージェントが提供するサポートです。
無数にある求人の中から、希望条件に近くマッチング率が良い求人を探してくれたり、選考対策を手厚く実施してくれたりといったサポートが受けられます。
転職エージェントには、大きく「総合型」と「特化型」の2種類です。
総合型 | 業界を問わず、幅広い転職希望者をサポートしている。 |
---|---|
特化型 | 特定の業界 / 条件に絞って専門的にサポートしている。 |
自社サービスで転職希望者を転職させることで、転職先企業から報酬を得るビジネスモデルのため、サポートは転職意欲が高い人や転職時期が明確な人が優先されます。

IT/Webエンジニアにおすすめの転職エージェント10選!転職エージェントを利用するときの注意点も併せて解説

フリーランスエージェント
フリーランスエージェントは、業務委託案件の獲得や税務関係、クライアントとの単価交渉といったサポートをしてくれます。
福利厚生を利用できるエージェントも登場しました。
フリーランスになりたての時期は、営業や経理といったスキルや知識が不足しており、エンジニア業務以外に時間の多くを取られてしまいます。
フリーランスエージェントを利用すれば、本職に専念できる環境が構築しやすいです。
エンジニア転職でよくある質問

本記事の最後にエンジニア転職についてよくある質問に回答していきます。
【Q】エンジニア転職で年収アップに有利になるスキル / 資格はある?
以下のものは、転職において評価してもらいやすいです。
- Linux技術者認定
- オラクルマスター
- シスコ技術者認定
- ITストラテジスト試験
- AWS認定資格
- PMP
国家資格や難関な資格であれば、さらに評価は高まります。
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デイリー暮らしのエージェント編集部
資格取得をはじめとする学びを通して、必要なスキルや知識が得られるため、市場価値の向上にも役立つはずです。
【Q】新卒でも転職で高年収を実現できる?
第二新卒でいきなり高年収を実現するのは困難です。
実務経験が浅く、スキルの高さを証明する材料が不足しています。
ただし、年収アップを目指すことは可能です。

第二新卒に強いおすすめ転職エージェントまとめ|転職エージェントを使うときのポイントも解説

参考実務2年目のエンジニア転職は年収60万アップで大成功!キャリアアップへの体験談
【Q】登録する転職エージェントは1社だけでいい?
転職エージェントは、2〜 3社程度に登録するのがおすすめです。
転職エージェントは、担当のキャリアアドバイザーが紹介した求人に応募するのが基本です。
複数に登録すれば、より多くの求人が得られます。
相性の良い担当者と出会える可能性が高まるのもメリットです。

転職エージェントを複数登録し併用するメリット・デメリットと注意点を解説!

【Q】非公開求人とはなんですか?
非公開求人とは、転職エージェントからの紹介によって閲覧や応募が可能となる求人です。
企業が効率良く求める人材を採用することを目的としています。
非公開求人は条件が明確な分、優良求人が多いです。
求人情報を得られる人と応募できる人が限られているため、ライバルが少なくなる傾向にあり転職に有利とされています。

転職エージェントのメリット・デメリットを解説!利用がおすすめの人とそうでない人の違いとは?

まとめ

人材不足にも関わらず需要があるエンジニアは、転職で年収アップを実現しやすいです。
しかし、そのためにはスキルと経験が必要です。
日進月歩で新しい技術が生まれるため、常に勉強し続ける姿勢も求められます。
キャリアプランを考え、在籍企業で昇給 / 昇進を目指すのか、転職をする / フリーランスに転向するのかを決め、目的に合わせて行動することが大切です。
転職、フリーランスへの転向を検討する場合は、効率化を図れるエージェントサービスを利用することをおすすめします。
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