俊介が背番号変更を志願７→40→68

　このままでいいのか‐。背番号の変更が決まってからも、心に引っかかるモノが残った。「真っ白な状態でやりたい。そのためには空き番号の中で一番、大きい番号をつけたい。考えがまとまったのはきょうの朝でした」。表情は心なしかやつれ気味で、目の下にはクマができていたようにも映った。

　それほど思い悩んだ末に、空き番号の中で一番、大きかった「６８」への再変更が決定。交渉に当たった高野球団本部長は「俊介選手が危機感を持っている。本人から話がありました」と説明した。「来年、最後の勝負の年だと思って」と語る若虎の背中からは悲壮感さえ漂う。

　「この１年はふがいない成績で情けない。来年は何かを変えてやらないといけない」と語った俊介。オフは例年、城島と自主トレを行っていたが、今季限りで引退したため独り立ちする予定。周囲から情報収集を重ねており、秋季キャンプから積み上げてきたモノを失わないように体をいじめ抜く方針だ。

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