負けず嫌いだった阪神・下村 とにかく自主的に走る、練習前に下半身強化 後輩には的確な助言も 青学大時代の恩師・安藤監督が明かす
「巨人2-3阪神」(13日、東京ドーム)
阪神の下村海翔投手(24)が13日の巨人戦(東京ド)でプロ初勝利を飾った。記念の1勝に青学大時代の恩師・安藤寧則監督(49)がデイリースポーツに祝福の手記を寄せた。負けず嫌いな性格が印象的だった学生時代を振り返り、努力家の一面も明かした。
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下村、初勝利おめでとう。
本人には言わなかったですけど、神宮での登板の日(2日)は現地で見ていました。彼は自分の結果を人のせいには絶対にしない。そんな男でした。「何とか勝たせてください。皆さんお願いします」と、いつも願っていました。
印象に残るのは負けず嫌いな姿です。同期で楽天に入った中島大輔、広島の常広羽也斗に比べて最初はジャンプの値も低かった。低いと言っても高い方ではあるんですけど、それが「悔しい」と言って、闘志をむき出しにしていました。数値測定の時は、負けたら次は絶対抜いてやるって気持ちがあふれ出ていました。
当時はとにかく自主的に走っていました。練習前にグラウンドに出て、自分から下半身強化をしていました。走ることって普通は嫌じゃないですか。でも、その成果なのか、最終的にはジャンプの数値の他も全部1位でした。代走で考えていたぐらいです。ツーアウトでフライを捕って試合終了の場面では外野守備で使おうとかも考えました。外野の練習を手伝ってくれる時があったんですけど、打球の追い方もセンスがあったので使えるなと(笑)
後輩にも的確にアドバイスを送る人間でもありました。彼の助言で後輩が伸びることもありました。中西聖輝(中日)なんかも「シモさん、シモさん」って慕っていましたね。自分がやることにも考えて取り組んでいて、やみくもにやるなんてことは絶対にない。彼の練習には全て理由がありました。何をするにも説明ができる子でした。「今日は何でこの球数なの」と聞いても必ず答えがある。計画を立ててやれていました。
だからプロ入り後、リハビリが始まっても一種の安心感はありました。担当スカウトの方も「ストイックにやっています」と言ってくれました。安心した部分もあったし、努力が実を結んでくれたらと思っていました。
たまに寮に遊びに来ると「頑張ります」と言ってくれて、体も大きくなったなって。今の姿は頼もしさもあるし、うれしいし、これからも頑張ってほしいですね。
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