広島・佐々木 才木粉砕4号マツダで土付けた 六回二塁打で8月10戦6度目マルチ「一つ自信になる」
「広島6-1阪神」(14日、マツダスタジアム)
“泰砲”が放った打球が、広島の夜空に美しい放物線を描いた。佐々木泰内野手が相手先発・才木をKOに追い込む一発をたたき込み、快勝に貢献。お立ち台に上がった背番号10は、「いつも頼りになる森下さんなので、なんとか力になりたいという気持ちでプレーしていました」と胸を張った。
2点リードの四回1死。カウント2-1から才木が投じた高めのスライダーを完璧に捉えた。左中間席上段に飛び込んだアーチは、約1カ月半ぶりの4号ソロ。才木はこの回で降板し、マツダで負けなしだった右腕に、ようやく土を付けた。
チームの顔と呼ばれる選手になる条件の一つに、「相手の主戦投手を打ち砕く」ことを掲げる。阪神戦では、6月28日に高橋から放った右翼ポール直撃弾以来となる今季2本塁打目。「練習でのいい感覚がやっと実戦で出せた。そこは一つ自信になる」。首位を走る阪神を代表する2投手からマークした2本塁打は、成長の証しだ。
六回先頭でも門別から右中間への二塁打を放ち、8月は10試合で6度目のマルチ安打と好調を維持している。新井監督から「凡打の内容もいい。少しずつ成長してくれてる」と高評価を受けるも、佐々木の言葉に満足感はない。「全然まだまだなので、反省するところは反省して次につなげていきたい」。成長スピードを緩めることなく、理想の打者へと成り上がっていく。
