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世界のアニキや!ギネス認定に「光栄」(2010年6月16日)

 金本は1492試合連続フルイニング出場がギネス認定され笑顔で心境を語る=甲子園(撮影・山口 登)

 阪神は15日、金本知憲外野手(42)が4月17日の横浜戦までに達成した1492試合連続フルイニング出場記録がギネス認定されたことを発表した。認定は2日付。翌3日に球団に伝えられた。この日、甲子園クラブハウスでの練習後に記者会見を行った金本は「光栄です」と喜びをかみしめるとともに、さらなる活躍に意欲。猛虎の鉄人が、名実ともに世界の鉄人となった。

  ◇  ◇

 アニキの快挙を、世界が認めた。不屈の闘志が生んだ1492試合連続フルイニング出場記録に対し、英国ギネス・ワールド・レコーズ社はこのほど、阪神球団に対して同記録をギネス世界記録に認定する旨を通達。不滅の金字塔に、世界規模の栄誉が加わった。

 「実感がわかないですね」

 月並みにして、率直な感想だった。世界をあっと驚かせる大記録が凝縮されたギネスブック。もちろんその存在は知っている。しかしその1ページに自らの名が刻まれる日が来ようとは…。遠くを見つめるような表情でいま一度、11年間の道のりの重みをかみしめた。

 それは猛虎の、そして虎党の悲願でもあった。球団は06年4月に連続フルイニング出場世界新記録(904試合)達成直後にギネス申請を行ったが、同社のスポーツ記録担当者から「連続試合出場は対象となるが、連続フルイニング出場は認定していない」との回答があり、認定が見送られた。

 今年4月の記録確定後に、球団は同社に対して再申請を行うことを決定していたが、5月に他球団のギネス企画の関連で来日していた同社担当者から、再審査によりギネス認定される可能性があることを確認。事務手続きを経て正式認定に至った。29日に甲子園球場で行われる中日戦の試合前に認定式が行われ、同社から認定証が授与される。

 フルイニング出場が途切れる原因となった右肩の故障は順調に回復中。今後のスタメン復帰時期について問われたアニキは「林威助が調子いいですし、もう少し休んで下さいということなんでね」と、引き続き慎重に完治を目指す考えを示唆した。今後も当面は代打出場となることが濃厚だが、完全復活の日は着実に迫っている。

 「僕は1日も早く出たいんですけどね」。はやる心を抑えながら、万全の態勢を整える。究極の勲章とともに、再び鉄人ロードを歩み続ける。

(2010年6月15日)

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