全国の阪神ファンに１８日、大きな衝撃が走った。プロ野球、阪神タイガースの金本知憲外野手（４２）が横浜戦のスターティングメンバーから外れ、連続フルイニング出場の世界記録は１４９２試合でついにストップした。ファンは自らスタメン落ちを直訴した金本選手の決断に、胸を打たれた。

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　“鉄人”の決断に、地元・関西のファンも驚きを隠せなかった。大阪市の会社員（３５）は「もう少しで１５００試合だったら、続けて欲しかった気もしますね…」と複雑な表情。吹田市の会社員（３９）は「いろいろ言われてたけど、僕は一度も引っ込んで欲しいと思ったことはなかったです」と残念そうに話した。デイリースポーツの携帯サイト「阪神Ｖデイリー」にも「この大英断には拍手を送りたい」など多数の反響が寄せられた。

　一方、１５００試合の記録達成に向け、阪神球団は記念盾や記念タオルなどの発売を企画中だった。また、金本とアドバイザリー契約を結んでいるファイテン社は、記念グッズの予約をネットで受け付けていたが、発売中止となる見込みだ。

　阪神優勝時の経済効果算出で有名な関西大学の宮本勝浩教授（６５）は「このタイミングで断念したことで、むしろ一時的に金本さんのグッズが売れる可能性もあるし、この状態が長引いてチームに悪影響を及ぼす方が、長い目で見て良くない。ここで身を引いたのは賢明でしょう」と指摘した。