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「横浜4-8阪神」(18日、横浜)
時計の針が容赦なく時を刻む。メンバー交換の12時50分が、刻一刻と迫っていた。監督室で練習終了間際まで続いた阪神・真弓監督と金本の最終会談。「4番左翼」の定位置に金本の名が書き込まれたメンバー表を挟み、指揮官は懸命の説得を続けていた。
「もうちょっと頑張ろう」
しかし、アニキの決意は揺るがなかった。
「これ以上、迷惑は掛けられません」
メンバー表が書き換えられたのはメンバー交換のわずか5分前、12時45分のことだった。
「メンバー交換の時に『本当にこれでいいのか』と思いましたね…」。鮮やかな逆転劇にも、笑顔でいられるはずがなかった。試合後のベンチ裏。指揮官は憔悴(しょうすい)しきった表情で、苦渋の決断を振り返った。
右肩痛との壮絶な闘い。危機的状況であることは分かっていた。しかし、幾多の苦難を乗り越えた金本の生命力を信じ、打線の心臓部を託し続けた。記録を途切れさせてしまうことへの躊躇(ためら)いではない。就任1年目の09年から、162戦にわたって4番を託し続けた世界の鉄人。強じんな精神力で必ずこの危機を克服すると、信じて疑わなかった。
「これでカネの気持ちがね…張りがなくなるというのが怖い」。時折表情をこわばらせながら、金本の胸中を慮る指揮官。「早く治してもらって、ベストとは言わないけどいい状態にして帰ってきて欲しい」。記録はついえた。しかしこの男が、猛虎を支える無二の男であり続けることに変わりはない。
チームが勝つためには、自分の記録は途切れてもいい‐。
金本の言葉が、指揮官の胸を焦がす。どこまでも使い続けるつもりだった。しかし最後は、アニキの熱い思いを尊重した。1日も早い復活を祈るしかない。そして4番左翼に再びあの男が舞い戻るまで、こん身のタクトを振るうしかない。
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