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原監督が宿敵の主砲へ熱いメッセージ(2010年4月20日)

 移動のプロペラ機に乗り込む原監督=松山空港(撮影・園田高夫)

 金本よ!新たな目標を持て!!巨人・原辰徳監督(51)が19日、前日に連続フルイニング出場が1492試合でストップした阪神・金本知憲外野手(42)に対し、新たな目標を持つようにエールを送った。敵チームの将ながら、不滅の世界記録をチームのために自らの手で止めた鉄人の心意気に応えて熱いゲキを飛ばした。

  ◇  ◇

 記録が途切れた前日は「数字の部分では残念。チームにとっても本人にとっても、ベストな方針の中で、こういう選択になったと思う」とした原監督。大記録に敬意を払いながら、他球団の選手に関しては多くを語らず、周囲へ配慮するのが指揮官の流儀だ。

 だがこの日、大阪移動前の松山空港。敵チームの主砲とはいえ、勝利を優先した男の決断に重い口を開いた。「オレはそんな一生懸命な選手じゃなかったからね」と冗談交じりに切り出した原監督。だが、自身にも似たような経験がある。

 「オレも何試合か続けていたことがあって。その時は死球を受けて、試合を休まなきゃいけなくなった」。入団1年目の81年8月7日、広島戦から連続試合出場が始まったが、85年5月3日のヤクルト戦で受けた死球の影響で同23日から試合を欠場。記録は463試合でストップした。

 その心境を「やっぱり気持ちの張りがなくなるよ」と振り返る。苦渋の決断であることは間違いない。それよりも、選手としてのモチベーション低下を気に掛け「何か新しい目標を見つけないと」と熱い言葉を送った。

 阪神の戦力にどのような影響を与えるのかも気になるが、指揮官は「オレが評論することじゃない」と語らなかった。余計な言葉は必要ない。金本が再び4番に帰ってきた阪神を真っ向勝負で打ち破る。原監督は、その日を待っているはずだ。

(2010年4月19日)

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