160センチ爆羅騎白星デビュー
2013年1月16日
取組を見守った式秀親方(元幕内北桜)は「相手が残しても攻められる態勢だった。いいものを持っている」と絶賛。「小兵力士にしかできない技がある。小ささを武器にして大きい力士を倒すと、それもまた魅力になる」。素材の特長を生かして育成する方針だ。
出会いは小学4年。国技館で本場所を観戦中に、当時は現役力士だった師匠から、所属する北の湖部屋への見学に誘われた。ところが、約束の日は大雨。電車のダイヤが乱れて到着は1時間以上も遅れたが、「僕が呼んだので」と師匠は部屋の外で傘を差して待ち続けていた。その姿を目の当たりにした父・雅浩さん(51)は「絶対に親方のところで世話になる」と即決した。
公表は167センチだが、うっかり「160センチです」と口にしてしまうかわいらしい一面も。出世披露は、190センチの師匠が着用していた化粧まわしを使用する予定。大きなまわしを引きずる姿が、さらに注目を集めそうだ。