大相撲初場所(8日初日・両国国技館)に向けた二所ノ関一門の連合稽古が4日、東京都江東区の尾車部屋で行われ、7度目のかど番の琴奨菊が大関同士による稽古で稀勢の里を7勝3敗と圧倒した。
昨年1月の初場所で日本出身力士10年ぶりの優勝を遂げた琴奨菊は、左膝の不調を思わせない出足を見せた。低く鋭い立ち合いから一気のがぶり寄りで稀勢の里に6連勝するなど、充実した内容を披露。「一番一番が本場所と思って大事に取った。相手も強いから気持ちを高めていった」と笑みを浮かべた。
先場所は5勝10敗と精彩を欠き、32歳の大関にとって厳しい1年となりそうだ。