柿谷“森島超え弾”もC大阪無念V逸
2013年12月1日
息をのむような美しいゴールだった。1点を追う前半38分、MF山口のクロスをペナルティーエリア内でトラップすると、浮き球で左へ持ち出し右足アウトサイドでゴール右隅に流し込んだ。クルピ監督が「歴代のJリーグの中でも一番美しかった」と最高級の賛辞を贈った同点ゴール。スタンドから欧州クラブの代理人らが見つめる前で、元日本代表の森島寛晃氏が98年に記録した、クラブの日本人J1シーズン最多得点記録を超える今季19得点目を刻んだが勝利には結びつかず。「勝てなかったんで何の意味もないです」と喜べるはずもなかった。
詰め掛けた今季最多3万6361人に、今季限りで退任する指揮官が打ち立てた攻撃サッカーの集大成を披露した。相手を上回る15本のシュートを放ちながら1点のみと、決定力だけが足りなかったが、指揮官は「スペクタクルなゲーム」と選手をねぎらった。
クラブのエースナンバーである背番号8を背負った今季、柿谷は常に優勝を公言し続けてきたが、頂点にあと一歩届かず。またもチームは無冠に終わった。「勝つだけだったんで」。何度も繰り返した言葉には悔恨が詰まっていた。
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