サッカーの女子日本代表「なでしこジャパン」主将のMF長谷川唯(29)=マンチェスター・シティー=が11日、地元の埼玉県戸田市で、サッカー教室を行った。約50人の小中高生と交流したが、「正直、元気が足りないなと率直に感じた」と活気の足りなさに本音を口にした。
「Dream Clinic 唯『夢を未来につなぐtoda』」と題し、戸田市在住の女児・南稜高校女子サッカー部を対象に実施。2年ぶりに開催され、サッカークリニックやゲーム大会を行った。
なでしこジャパンの主将とサッカーができる貴重な機会だが、緊張からか、参加者から積極的な声が上がらず。ミニゲームでは、ボールが外に出て沈まりかえる場面もあった。運営担当者が何度も「もっと元気出して」と呼びかけていた。
長谷川は「自分が小さかった時を思い出しても、もっとボールをほしがったり、積極的にやっていたイメージがある」と振り返る。その上で「今日そういうのも含めて、ちょくちょく伝えてはいた。今日だけ静かだった人もいたかもしれないですけど、本当にもっと楽しんでサッカーをやってほしいなと思ったので。そういうところを伝えました」と明かした。
長谷川自身は少しでも盛り上げようと、ミニゲームではドリブルで長くボールを持つ場面もあった。「いつもだったらあんなにためないですけど。みんなが楽しそうにしているところを見るために、ちょっとボールを持ったりしてドリブルできた。ちょっと沸いてくれたりもしたのでそれは良かったかなと思います」と笑顔を見せた。
忖度(そんたく)無しに感想を語ったのも、女子サッカーの普及を願う思いから。「こうやって今日一緒にボールを蹴ってみて、もっとサッカーが好きになったり、サッカー選手になりたいと思ってもらえる選手が増えたらいいなという気持ちなので。もちろん戸田だけではなくて、女子サッカー全体含めてそうですけど。こういう機会をもちろん自分だけではなくて、なでしこの選手だったり、いろんな選手がやって、いろんな選手と協力してできることをやっていきたい」と話した。