凱旋門賞へ…池江師インタビュー
2013年10月1日
‐完勝にも見えた前哨戦のフォワ賞。進境は見えましたか。
「欲を言えばいろいろありますが、ひとまず合格点。これまでで一番完成度の高いレースができたと思います。テーマは『抜けること』でした。抜け出してからどう走るか。いろんなメディアにゴール前の写真が載っていると思いますが、耳を見て下さい。ピンと立って前を向いています。耳が前を向いているのだから、気持ちが前向きで不安感がない」
‐昨年はフォワ賞でも凱旋門賞でもゴール前は耳を絞っていました。
「ゴール前でたたき合って併せているようなケースでは、耳を絞って踏ん張ることもありますが、抜け出してから耳を絞ったのは不安の表れです。昨年のフォワ賞では内ラチを頼っていたのかと思っていましたが、馬群から離れて不安になっていたんですね。実は、今春の大阪杯でも早めに先頭に立って突き抜けてからどうか見たかったんですが、結果的にはそうなりませんでした。今年のフォワ賞で1頭になってから耳を絞らなかったのは収穫です」
‐道中も折り合って見えました。
「頭が上がりませんでしたね。昨年は頭を上げてハミが上あごにかかる『上ッパミ』と言われる状態で走っていました。今回は首が下がってハミが下あごにかかっていました。きちんとコントロールが利く状態でした」
‐気性面の課題はクリア。体調面では。
「昨年はフォワ賞を使ってから急に良くなりました。手探りのなか、結果的に凱旋門賞でマックスに持って行けたという形。難しかった。今年は昨年をベースに、前哨戦の段階からも凱旋門賞を目標に逆算して、いいところに持って行けています。昨年の経験が生きています」
‐アクシデントがいくつかありましたが。
「宝塚記念を回避することになった(運動誘発性)肺出血は非常に軽度なもの。回避は大事を取ってのものです。競走したサラブレッドの7割以上が程度の差はあれ、いくらか肺から出血しているという研究もあるといいます。フォワ賞の1週前もアクシデント(※帯同馬のブラニーストーンの後脚が鼻すじに当たり外傷性の鼻出血を発症。追い切りをスライド)はありましたが、調整そのものは計画通りにできていました。フォワ賞のレース後もコズミもイライラもありませんでした。息も乱れていなくて、そこまで2本の追い切りの方がしんどいくらい。前哨戦のレース内容もそうですが、状態も昨年よりいいです」
‐いよいよ決戦まで1週間を切りました。
「至って平常心です。でもみなさんから『プレッシャーはないですか?』と聞かれるたびに、少し緊張してしまいます。みなさんも平常心で見守ってください」
レースニュース
- 【ボート】細川裕子が住之江で約13年ぶりの優勝(4月24日)
- 巻き返し態勢整うタスティエーラ(4月24日)
- 名騎手オリビエ・ペリエが引退へ(4月24日)
- 【競輪】真杉匠が西武園記念V 鮮やかなまくり追い込みで4回目のG3制覇(4月23日)
- 【ボート】多摩川でポンコツ会トークショー 西山貴浩「オールスターで峰をぶっつぶす」(4月23日)
- 【競輪】30日から平で最高峰のG1・日本選手権を開催(4月22日)
- 【ボート】鳴門PG1 菊地孝平がマスターズチャンピオン初出場初優勝!圧巻のコンマ02のスタート(4月22日)
- 【ボート】鳴門PG1 山之内すずのトークショー開催「黄色の5号艇担当だし」優勝戦の予想を披露(4月21日)
- 【ボート】鳴門PG1 菊地孝平が優勝戦1号艇「勝つという強い気持ちを持ってレースに臨もうと思います」(4月20日)
- 【ボート】鳴門PG1 寺田祥が3カドから豪快な一撃で初出場初優出!「チャンスがあれば新人らしく」(4月20日)
- 【ボート】鳴門PG1 赤岩善生が準優2着で優出も唇を噛む「あそこまで行ったら1着が欲しかった」(4月20日)
- 【ボート】鳴門PG1 魚谷智之が準優絶好枠ゲットも苦笑い「これどこまでいくんやろ」(4月19日)
- 【ボート】鳴門PG1 斉藤仁が連勝で予選締め「いい仕上がりになっています」(4月19日)
- 【ボート】鳴門PG1 上平真二が予選突破!「ボタンを押された感じです」(4月19日)
- 【ボート】鳴門PG1 中谷朋子が準優進出へ仕上がり上々!「全体的に悪いところがない」(4月18日)
- 【ボート】鳴門PG1 西島義則が3日目連勝!「出足系統はきていて自分好み」(4月18日)
- 【ボート】鳴門PG1 辻栄蔵が2走14点の勝負駆けに挑む!(4月18日)
- 【競輪】20日から西武園でG3開催 脇本雄太が主役(4月18日)
- 【ボート】鳴門PG1 金田諭が初日5着から巻き返してリズムアップに成功!(4月17日)
- 【ボート】鳴門PG1 森高一真が足を高評価「勝負できるところにいる」(4月17日)
- 【ボート】鳴門PG1 寺田祥が好感触!「伸びに振ってその伸びは良かった」(4月17日)
- 【ボート】鳴門PG1 古結宏が好発進!「ターン回りに軽快さが出れば申し分ない」(4月16日)
- 【競輪】地元の絶対エース・児玉碧衣に注目 久留米で26日からG1・オールガールズC(4月16日)
- 藤岡康太騎手の合同葬営まれる(4月15日)
- 【ボート】鳴門PG1 久々G1Vで勢いに乗る瓜生正義が手応え良好(4月15日)
- 【ボート】鳴門PG1 菊地孝平がマスターズチャンピオン初出場で気合十分(4月15日)
- 【競輪】阿部将大が相性のいい高知で再びG3制覇(4月14日)
- 【競輪】畠山ひすいがフレッシュクイーンを快勝(4月14日)
- ジャスティンミラノが優勝(4月14日)
- 藤岡佑介騎手が弟、康太さん悼む(4月13日)
- ジャンタルマンタルは4枠8番(4月11日)
- JRA騎手、藤岡康太さん死去(4月11日)
- 鋭い伸びのレガレイラ(4月10日)
- 【ボート】菊地孝平が豪快まくりでG1・16回目、児島周年は3回目のV(4月9日)
- 【ボート】鳴門PG1・マスターズCが16日に開幕 星乃由宇さんのイチ推しは地元の田村隆信(4月9日)