【競輪】平塚G1 古性優作が日本選手権を初制覇 「日本一になるために全てをささげてきた」と歓喜Vに涙
「日本選手権・G1」(6日、平塚)
古性優作(35)=大阪・100期・SS=が単騎戦で縦横無尽の走りを披露。最終ホーム6番手から内を突いて真杉匠(栃木)をさばき3番手を確保。番手まくりを放った吉田拓矢(茨城)を追いかけ、ゴール前で一気に踏み込んで1着。日本選手権初優勝を4連勝の完全Vで達成した。G1制覇は2024年の寬仁親王牌以来、通算9回目。2着には吉田、3着には真杉が入った。
現代競輪の完成形・古性が競輪界最高峰のG1・日本選手権初優勝を達成した。
選手になったときから日本一になることを夢に見てきた男が、尊敬する村上義弘氏(22年10月引退)が4回優勝して、一番大事にしてきたタイトルを手にした。表彰式ではあふれる涙を抑えることができなかった。
決勝戦は近畿1人の単騎戦。先行意欲の高い関東ラインが打鐘を目がけて全力スパートのハイピッチレース。最終ホームで6番手になったが、内に進路を取って真杉をさばき、吉田を追走から鋭脚発揮で突き抜けた。
「想定外の連続。内を突くことは想定外。吸い込まれる感じ。褒められたレースではないが、勝ててうれしい。日本一になるために全てをささげてきた。本当に勝ててよかった」とレースを振り返った。
昨年は苦労の連続だった。3月にG2・ウィナーズカップ(伊東)こそ優勝したが、7月のG2・サマーナイトフェスティバル(玉野)で落車。右肩鎖関節の脱臼の大けがを負った。ファン投票1位で選出された8月のG1・オールスター(函館)で復帰するも、思い通りに走れない期間が長く続いた。「選手を続けたくない」と思うこともあったが、今年2月のG1・全日本選抜(熊本)で復調。今開催は古性らしさ全開の走りで4連勝。日本選手権競輪を優勝して日本一の座に輝いた。
この優勝で6年連続6回目のグランプリ出場が決定。全日本選抜を優勝した脇本雄太(福井)と2人の出場は決まったが、今後は近畿から1人でも多くグランプリ出場者を増やしていきたい。「今回も決勝は近畿1人。層が薄いし踏ん張るしかない。一個人として成長をして、近畿を盛り上げられるように」とG1優勝に浮かれることなく、近畿地区の底上げに注力するつもりだ。
