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【VM】ホエール、6度目挑戦でG1獲った

 会心のレース運びで悲願のタイトルを手にした横山典&ホエールキャプチャ(撮影・田村亮介)
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 会心のレース運びで悲願のタイトルを手にした横山典&ホエールキャプチャ(撮影・田村亮介)

 「ヴィクトリアマイル・G1」(13日、東京)

 ついにヒロインの座を手に入れた。これまで5度のG1挑戦で善戦止まりだったホエールキャプチャが、横山典の好騎乗に導かれて念願のビッグタイトルを獲得。関東馬にとっては今年初となるG1制覇を決めた。一方、史上初のレース連覇を狙った5冠牝馬アパパネは、1番人気に応えられず5着に敗退。課題の長距離輸送を克服したドナウブルーが2着、マルセリーナがG1馬の意地を見せ3着に食い込んだ。

 芦毛の馬体が府中の長い直線で躍動した。阪神JF2着に始まり、桜花賞2着、オークス3着、秋華賞3着、エリザベス女王杯4着‐これまで5回のG1挑戦で、いずれも小差で涙をのんできたホエールキャプチャが、念願のG1タイトルを手中に収めた。

 悲願達成は、この男なくしては得られなかった。前走の中山牝馬Sからコンビを組む横山典だ。「ほぼ完璧に乗れた」と自画自賛したレースぶりは、まさにパーフェクトと言えるものだった。

 「ペースが上がらないと思っていたし、前へ行った方が有利だと思った」。そう判断した鞍上は、スタート後に好位の3番手に導く。直線でも前はあいていたが、あえて追い出しを遅らせた。ここにベテランらしい細やかな配慮があった。「1頭になるとフワフワするところがあったからね。今は大丈夫だと思ったけど、用心のために、ね」。ここでの“ため”が最後のもうひと伸びにつながった。外からドナウブルーが鋭い末脚で迫ったが、「最後まで余裕はあったし、心配していなかった」。熟練の技が光った好プレーだった。

 田中清師は01年のオークスをレディパステルで制して以来のG1制覇。通算4勝目となるタイトル獲得に、「長かったですね」と素直な感想を漏らす。ホエールキャプチャでは悔しい思いをしてきたが、今回はひそかに自信を抱いていた。「普段の動き、そして追い切りが抜群だったからね。不利がなければ何とかなると思っていた」。普段はあまり調教には騎乗しない師が、自ら乗り運動でまたがって状態を把握。変化を感じ取り、“善戦ウーマン”からの脱却に確信めいたものを持っていたようだ。

 「春にあと1回使うつもり」と、指揮官は馬の様子を見ながら今後のローテを決める方針を明かしたが、オーナーサイドからは宝塚記念(6月24日・阪神)に参戦するプランも浮上した。“マイルクイーン”の称号の捕獲に成功したホエールが、次は牡馬撃破でのタイトル奪取を狙う。

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