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藤浪、自身最長タイ4連勝で5勝目

2回、森岡の打球にグラブを出す藤浪(撮影・棚橋慶太)
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 「阪神4-2ヤクルト」(21日、甲子園) 

 ヘルメットをかぶり、バットを持ったままベンチから飛び出した。視線の先に勝ち越し二塁打を放った狩野がいた。六回、チームが逆転。粘投が報われた阪神・藤浪は二塁ベースに向かって右拳を突き出した。

 「力加減とバランスをつかめず、ずっとバタバタして投げてしまった。ボールも決めきれなくて、自分の首を絞めてしまいました」

 10日・ソフトバンク戦以来、中10日の先発マウンド。本来の感覚を取り戻す作業に時間を要した。初回は視察に訪れたヤンキース、ブレーブスのスピードガンが100マイル(約161キロ)を計測するなど三者凡退に片付けた。二回には球場表示で自己最速タイの158キロをマーク。滑り出しは上々だったが、三回から腕が横振りに。中西投手コーチが「暴れん坊将軍」と表現したように抜け球が増え、どんどん球数がかさんでいった。

 すると1点リードの四回は無死満塁から、2つの内野ゴロで2点を献上。そのまま崩れてしまいそうな展開だったが、中盤から修正能力を発揮した。フォークを解禁した五、六回は無失点。「球自体は悪いと思わなかったので、ごまかした感じです」。6回115球も2失点にまとめた。

 「父の日」の白星はスタンド観戦した父・晋さんへ最高の親孝行となった。毎年、母の日、父の日の贈り物は欠かさない。今年もこの日までに父へ焼酎をプレゼントしていた。「チームが勝って良かったけど、本人の勝ちはおまけみたいなもんです」と父・晋さん。かつて少年野球チームの監督として、息子と一緒に白球を追った。辛口評価も可能性を誰より知るからこそだ。

 5勝4敗として、ようやく勝ち星が先行。藤浪は「1つ付けてもらったのはすごく良かった。野手の皆さんに感謝したい」と素直に喜んだ。次回は28日・DeNA戦に先発。この日の勝利を弾みに、自身5連勝を目指す。

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