今年で８回目を迎えたＪＲＡブリーズアップセールが２４日、中山競馬場で行われた。昨年は新潟２歳Ｓの覇者モンストールを輩出。即戦力を求める関係者が数多く訪れた。

　最高価格はレディインディ１０（牝、父ダイワメジャー）の４０００万円（税抜き）。０６年クリールスパーク（牡、父マリエンバード）の３９００万円（同）を超える、セール史上１位となった。落札者は“トーセン”の島川隆哉氏。この日は代理人が参加し、「オーナーが調教ＶＴＲ（ＤＶＤ）を見て決めました。第一希望の馬。血統的な魅力があるので、繁殖に上げてからも価値があると思います」と語った。上場馬７４頭は全頭売却。０９、１０年に続く売却率１００％を達成した。総売上も７億２８６６万円（税込み）で、前年の６億１７６万円（同）を上回り、大盛況で幕を閉じた。