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近大はセネガル出身のソウが大黒柱

2013年5月31日

　近大の主軸Ｃシェリフ・ソウ

　リーグ戦、全日本選手権とも得点王、リバウンド王を獲得した。「僕がインサイドでリバウンドやブロックショットをしっかり頑張ることで、外の選手を楽にプレーさせたい」。２メートル２センチの長身を生かしてチームプレーに徹することが、勝利への一番の近道になることは十分に理解している。

　「ソウの加入でチーム全体の動きが良くなった。授業にもきちんと出席するし、真面目な選手です」と禿（かむろ）正信監督は目を細める。大学では経営学部に在籍しており、寮生活を送っている。食事は自炊。「牛丼やスパゲティをよく作ります。ラーメンが一番大好き。セネガルには麺がないので日本に来て初めて食べました」。日本語は堪能で、時には関西弁が出ることも。兄も岡山の実業団でプレーしており、卒業後は日本国籍を取得してプロ選手になり、兄弟で母を日本に招待するのが夢だ。

　ソウの加入は、チーム内に激しいライバル意識も芽生えさせた。「ソウだけのチームだと思われたくない。ソウがいなくても勝てるチームにならないといけない」と甲斐侑主将（４年）。普段の練習でも、紅白戦で選手がエキサイトして小競り合いになることもあるそうで、チーム内は活気に満ちあふれている。

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