島田麻央が史上初4連覇「自国開催。今までで一番うれしい」

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(5日、IGアリーナ)

 ジュニア女子フリーが行われた。世界ジュニア3連覇中でSP首位の島田麻央(木下グループ)は、今季自己最高の144・68点、合計218・13点で史上初の4連覇を果たした。「自国開催だったので特別な舞台。今までで一番うれしい」と振り返った。

 流れるように、しなやかに舞った。冒頭のトリプルアクセルを完璧に着氷。続く4回転トーループは転倒となったが、その他のジャンプはきっちりと決めた。キスアンドクライで得点を確認すると、笑みがはじけた。「4回転トーループで転倒があったけど、それ以外のミスがないのが久しぶりに達成できた。緊張感がある中でもこのような演技ができた。今後の大会でもすごく自信になる」と語った。

 全日本選手権に向けては「ショートプログラムではトリプルアクセルを入れられて、フリーではステップシークエンスが増えるのでその構成での練習をしたい」。本番はシニアの選手にとってはミラノ・コルティナ五輪の代表権を争う一戦となり、張り詰めた雰囲気となることが予想されるが「4年前は見ることだけしかできなかった。今回は一緒に出ることができるので、その緊張感を肌で感じて、自分のオリンピックシーズンの選考回に少しでも生かせたら」と2030年の五輪を見据えた。

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