“アフリカの顔”エトー集大成へ
2014年6月7日
００年シドニー五輪で金メダルを獲得。アフリカ最優秀選手は、史上最多となる４度も受賞した。足りないのはＷ杯の実績だけだ。過去３度の大会では計３点を奪ったが、チームは全て１次リーグ敗退。そんな点取り屋も名誉挽回を期すブラジルを目指す道には紆余（うよ）曲折があった。
１１年には連盟からのボーナス不払いを理由に遠征をボイコットし、出場停止処分が科された。昨年は一度代表引退を表明したが、大統領までもが復帰を願っていることを伝えられると撤回し、最終予選で出場権獲得に貢献した。
感情的な行動は多いが、そのカリスマ性は絶大だ。伝統的に内紛の絶えないカメルーンだが、ドイツ出身のフィンケ監督は「主将のエトーのおかげで素晴らしいチームスピリットが生まれた」と厚い信頼を寄せる。
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