マリニンが圧巻SP首位発進 4回転半回避も4フリップ、4ルッツ成功 団体フル起用から中1日、4日間で3演技目も鬼の形相で完遂「メッチャツカレタ」 チェンに続く米連覇王手

 「ミラノ・コルティナ五輪・フィギュアスケート男子・SP」(10日、ミラノ・アイススケートアリーナ)

 世界王者のイリア・マリニン(21)=米国=が108・16点をマークし、首位発進を決めた。直近3大会ではSP首位の選手が逃げ切りで制しており、米国勢では22年北京五輪のネイサン・チェン(米国)に続く連覇へ王手をかけた。2位の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は5・09点差の2位につけた。

 冒頭の4回転半ジャンプは回避。しかし、4回転フリップを成功させると、続くトリプルアクセルも軽やかに決めた。最後の4回転ルッツ-3回転トーループを決めると、バックフリップも軽やかに。鬼形相で演技を完遂させた。団体ではSP、フリーとフル起用され、これが4日間で3演技目。直前の公式練習を回避するなど体力面の配分にも気を遣いながらだったが、貫禄の演技をみせつけた。

 SP後は日本メディアの取材に「ツカレタ、メッチャツカレタ」と日本語で明かし、団体戦も振り返りながら「団体戦に出場できたことは本当に光栄。でも五輪の興奮を重圧にしないように考え方を変える必要があった」と中1日での気持ちの切り替えを明かした。

 “4回転の神”の異名を持つ絶対王者。グランプリファイナルは23年から3連覇、世界選手権は24年から2連覇中。全米選手権は4連覇中だ。その技量が圧倒的な輝きを放っている。

 五輪連覇を果たした羽生結弦さん(現プロスケーター)が22年北京五輪で挑戦しながら成功できなかった超大技、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)を史上初めて公式戦で成功させた。後方宙返り(バック宙)や片手側転などアクロバティックな技も自在にこなす。

 初の五輪。団体ではSPで鍵山に敗れ2位だったが、当初予定のなかったフリーにも急きょ参戦。日本の佐藤を上回る1位となり、米国を金メダルに導いていた。

 ◆イリア・マリニン  2004年12月2日、米バージニア州フェアファックス出身。元ウズベキスタン代表の両親を持つ。世界ジュニア選手権優勝を経て、22-23シーズンでシニア転向。クワッドアクセル成功とともに世界トップに立った。趣味はスケートボード。168センチ

関連ニュース

ミラノ・コルティナ五輪最新ニュース

もっとみる

    ミラノ・コルティナ五輪速報

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス