阪神・横田慎太郎が引退…病魔に打ち勝った男が魅せた“奇跡のバックホーム”

阪神の13年ドラフト2位・横田慎太郎が引退しました。脳腫瘍からの完全復活を目指していましたが叶いませんでした。しかし我々は忘れません。病魔に打ち勝ち、再びグラウンドに戻ってきたあの雄姿を。

公開日:2019.12.3

 「阪神5-4中日」(27日、京セラドーム大阪)
 阪神・横田慎太郎外野手の記念すべきプロ初打点は、横田らしい泥臭い一打から生まれた。二回1死三塁。2ストライクからネイラーの直球をたたきつけ、打球は三塁の頭上をワンバウンドで越えた。

横田初タイムリー!父の前でがむしゃら

 「高山さんが前で打ったので、自分もなんとか打ちたいという気持ちでした」

横田初タイムリー!父の前でがむしゃら

 ついに頭角を現した横田。その後に2軍落ちも経験するものの、これからチームを支える大きな存在になっていくことは、誰の目にも明らかでした。

 そんな中、まさかの事態が若虎を襲います。

キャンプ中に頭痛で離脱…脳腫瘍だった

2017年2月12日デイリースポーツ紙面
2017年9月4日デイリースポーツ紙面

 阪神は3日、今春の沖縄・宜野座キャンプ中に頭痛を訴え、チーム本隊から離脱していた横田慎太郎外野手(22)が「脳腫瘍」で闘病していたことを発表した。

横田、脳腫瘍だった 厳しい治療乗り越え「寛解」 来春2軍キャンプ合流目指す

 8月30日の最終検査でドクターから「寛解」の診断が下され、9月2日に西宮市の虎風荘に帰寮。

横田、脳腫瘍だった 厳しい治療乗り越え「寛解」 来春2軍キャンプ合流目指す

 「これからの私の野球人生が、同じ病気を持つ人たちに『夢』、『感動』を与えられるようなものにできるよう、頑張っていきたいと思います。少しずつ力をつけ、必ず復活して、甲子園で走り回る姿を見せたいと思いますので、これからもご声援よろしくお願い致します」

横田、脳腫瘍だった 厳しい治療乗り越え「寛解」 来春2軍キャンプ合流目指す

 今後は定期検診を受けながら、リハビリに励んでいくことになる。

横田、脳腫瘍だった 厳しい治療乗り越え「寛解」 来春2軍キャンプ合流目指す

新着のまとめ

もっと見る

主要ニュース

リアルタイムランキング

まとめ記事ランキング