阪神・横田慎太郎が引退…病魔に打ち勝った男が魅せた“奇跡のバックホーム”

阪神の13年ドラフト2位・横田慎太郎が引退しました。脳腫瘍からの完全復活を目指していましたが叶いませんでした。しかし我々は忘れません。病魔に打ち勝ち、再びグラウンドに戻ってきたあの雄姿を。

公開日:2019.12.3

2013年阪神ドラ2!夢は「トリプルスリー」

2013年10月25日デイリースポーツ紙面

 「プロ野球ドラフト会議」(24日、グランドプリンス新高輪)
 阪神2位指名の横田慎太郎外野手(18)=鹿児島実=は「走攻守三拍子そろった日本を代表する選手になりたい」と夢を膨らませた。「まさか」と本人も驚いた2位指名。

“父子鷹”ドラ2横田は父超えを宣言

 父の真之さんは駒大からロッテにドラフト4位で入った俊足好打の外野手。

“父子鷹”ドラ2横田は父超えを宣言

 新人から2年連続3割を記録、ベストナインを2度受賞した父について横田は「選手としてはまだ遠い存在」と憧れる。「タイトルを取れる選手になりたい」と父がなしえなかった目標を掲げた。

“父子鷹”ドラ2横田は父超えを宣言

次の日には、早くもデイリースポーツの1面に登場します。

2013年10月26日デイリースポーツ1面

 阪神からドラフト2位指名を受けた横田慎太郎外野手(18)=鹿児島実=が25日、ドラフト会議翌日に打撃練習で推定130メートル弾を放った。プロ仕様の木製バットでの特大アーチ。元プロ野球選手の真之さん(50)を父に持つサラブレッドが、いきなり大器の片りんを見せた。

ドラ2横田、木製バットで130M弾!

 “仮想甲子園”で推定130メートルの特大弾。中村GMが「オリックスの糸井タイプ」とほれ込んだ逸材が、その評価に偽りのない資質を、のぞかせた瞬間だった。

ドラ2横田、木製バットで130M弾!

 阪神ファンの大声援の印象を聞かれても「プレッシャーには強い方なんです」とはにかんだ18歳。強心臓ぶりが、また頼もしい。

ドラ2横田、木製バットで130M弾!

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