阪神・横田慎太郎が引退…病魔に打ち勝った男が魅せた“奇跡のバックホーム”

阪神の13年ドラフト2位・横田慎太郎が引退しました。脳腫瘍からの完全復活を目指していましたが叶いませんでした。しかし我々は忘れません。病魔に打ち勝ち、再びグラウンドに戻ってきたあの雄姿を。

公開日:2019.12.3

 「自分で決めたことなので、全く後悔はありません。この2年半は苦しかったですけど、自分が野球をやりたいと思って選んだ」

横田が涙の引退 目の後遺症で決断…脳腫瘍からの実戦復帰叶わず

 最後にファンへの感謝を口にした。「入院中からたくさんの千羽鶴や手紙をいただいて、もう一回グラウンドでユニホームを着て、戻ってこられたのは本当にファンの皆さまのおかげです」。

横田が涙の引退 目の後遺症で決断…脳腫瘍からの実戦復帰叶わず

引退試合で魅せた“奇跡のバックホーム”

そして迎えた引退試合。

2019年9月27日デイリースポーツ1面

 「ウエスタン、阪神4-2ソフトバンク」(26日、鳴尾浜球場)
 阪神・横田慎太郎外野手(24)が26日、ウエスタン・ソフトバンク戦で引退試合に臨んだ。八回2死二塁から中堅で出場。レーザービームを披露し、本塁で走者を刺した。“奇跡のバックホーム”で球場全体を沸かせた。

横田「野球の神様が押してくれた」奇跡のバックホーム 涙の引退セレモニー

 試合後のセレモニーでは2016年に開幕スタメンをつかんだ背番号「24」のユニホームで登場。6年間の感謝を繰り返し言葉にし、慣れ親しんだ鳴尾浜球場で別れを告げた。

横田「野球の神様が押してくれた」奇跡のバックホーム 涙の引退セレモニー

 「本当にセンターから見る景色はきれいでした。これまで野球をやってきて良かったと思いました。諦めずにやってきて良かった」

横田「野球の神様が押してくれた」奇跡のバックホーム 涙の引退セレモニー
横田「野球の神様が押してくれた」奇跡のバックホーム 涙の引退セレモニー

 ドラマチックな展開が待っていた。同点の2死二塁から塚田の打球は中前へ。横田が猛チャージをかけ、渾身(こんしん)のバックホーム。二走・水谷をノーバウンド返球で刺し、ガッツポーズを披露。ナインと喜びを分かち合った。

横田「野球の神様が押してくれた」奇跡のバックホーム 涙の引退セレモニー

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