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横田、脳腫瘍だった 厳しい治療乗り越え「寛解」 来春2軍キャンプ合流目指す

 脳腫瘍から復帰した横田(16年3月の全体練習から)
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 阪神は3日、今春の沖縄・宜野座キャンプ中に頭痛を訴え、チーム本隊から離脱していた横田慎太郎外野手(22)が「脳腫瘍」で闘病していたことを発表した。8月30日の最終検査でドクターから「寛解」の診断が下され、9月2日に西宮市の虎風荘に帰寮。この日、取材に応じ「必ず復活して、甲子園で走り回る姿を見せたい」と誓った。来春の2軍キャンプでの合流を目指し、リハビリを始める。

 真っすぐと前を見つめ、時に声を震わせながら言葉を紡いでいく。苦しみ、不安、焦り…。度重なる恐怖との戦いを乗り越え、横田が仲間の元へ戻ってきた。「脳腫瘍」という“試練”が22歳の青年を強く、強くさせた。

 「これからの私の野球人生が、同じ病気を持つ人たちに『夢』、『感動』を与えられるようなものにできるよう、頑張っていきたいと思います。少しずつ力をつけ、必ず復活して、甲子園で走り回る姿を見せたいと思いますので、これからもご声援よろしくお願い致します」

 鳴尾浜の独身寮・虎風荘の中で未来への展望を語った。耐えられない程の頭痛に侵された今春の1軍キャンプ。2月11日に緊急帰阪して精密検査を受け、病魔の正体が判明した。「本当に最初はびっくりして。ここから先、野球を続けていけるか不安でした」。入院した後は厳しく、つらい治療が待っていた。

 「病院の先生方、看護師の方々、球団・チームの方々、そして手紙や本、千羽鶴を贈ってくださったファンの皆さまの支え、励ましがあったからこそ、ここまでこられました」

 同時に多くの人の支えを感じ、感謝することの大切さを学んだ。8月30日の最終検査で「寛解」の診断を受け、9月2日に仲間たちが待つ甲子園のクラブハウスへ。チーム全員の前であいさつし、虎風荘に帰寮した。「感謝の言葉しかありません」。完全復活への挑戦が始まった。

 高野本部長は「来春のファームのね、キャンプ合流を目標にやってもらえたらいいかなと思います」と復帰への道筋を説明した。今後は定期検診を受けながら、リハビリに励んでいくことになる。見据える先は、5カ月後の高知・安芸の2軍キャンプ。静かに、だが力強く。横田がスタートラインに立った。

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