J1川崎・MF脇坂 1G1Aで再開初戦に勝利 1試合多い首位鹿島が敗れ勝ち点2差に

 「明治安田生命J1、清水0-2川崎」(7日、IAIスタジアム)

 川崎がMF脇坂泰斗(26)の1得点1アシストで清水を下し、勝ち点23とした。1試合消化の多い首位鹿島が敗れ、勝ち点2差に肉薄した。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に参加したため、先月9日の柏戦(等々力)以来のリーグ戦となった。序盤から圧倒的にボールを支配し、前半10分にはカウンターからFWマルシーニョがGKと一対一に持ち込んだが、清水の本代表GK権田に阻止された。

 先制点は前半14分の鮮やかな連係から生まれた。MF遠野が送った浮き球をペナルティーエリア手前でFWレアンドロダミアンが胸で落とす。MF脇坂がペナルティーエリア内に鋭い縦パスを入れるとFW家長がボールをキープし、最後は走り込んだ脇坂が右足でニア上を打ち抜いた。脇坂は待望の今季初ゴールだった。

 前半32分には右サイドでボールを受けた脇坂がペナルティーエリア内に浮き球を供給すると、左サイドから走り込んだマルシーニョが頭で押し込んだ。

 悲願の初優勝を狙ったACLは無念の1次リーグ敗退に終わった。鬼木監督が「スイッチを改めて入れないといけない。チームの力に変えないといけない」と語っていたように、再出発の一戦でJリーグ王者の力を証明した。

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