阪神・ドラ1立石満弾!衝撃プロ初アーチ 平田2軍監督「やっぱりそういうものを持ってんだよ」 21日にも守備解禁
「ファーム・西地区、阪神13-4オリックス」(19日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
待望の“プロ初アーチ”がこれ以上ない場面で飛びだした。「右脚の肉離れ」で出遅れていた阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が19日、ファーム・オリックス戦(SGL)に「5番・DH」でスタメン出場し、公式戦初本塁打となる逆転満塁弾を放った。早ければ21日のファーム・ソフトバンク戦(筑後)で守備に就く見込み。完全復活へと向かう号砲が打ち鳴らされた。
あまりにもスター過ぎる一撃だった。18日に創価大の卒業式に出席し、プロ野球選手として一つの門出を迎えた男が出した一発回答。試合終了後、選手を代表してマイクを握った立石は「無事、昨日(大学を)卒業できました。これからもこういう試合を増やせるように頑張っていきます」とファンにあいさつ。衝撃弾を目撃した1789人からの拍手を浴びた。
SGLに強烈な打球音が響いたのは、1点を追う三回だ。1死満塁という一打逆転の好機で、打席に立石が入った。ここで打てば“プロ1号”がグランドスラム…誰もが劇的な一発を想像し、球場が期待感で充満していく。カウント1-1からの3球目、144キロの直球を振り抜く。“破壊音”を残した打球はファンの声援をも置き去りにするかのような速度で、あっという間に左中間フェンスを越え、防球ネットに突き刺さった。期待に応える一発にスタンドはどよめきに近い歓声であふれた。
17日のファーム・オリックス戦(SGL)で、待望の公式戦初出場。実戦デビューの第1打席でいきなり左前打を放った。上々のスタートを切ったが、同戦後の立石は「(バッティングの状態は)どんどん良くなっていけばいい。ちゃんと反省して次に行けたら」とすでに前を向いていた。その言葉通り、プロ2試合目でしっかりとアーチを描いた。
満塁弾を放ったこの日、本人の取材対応はなかったが、平田2軍監督は立石のゴールデンルーキーたるゆえんに賛辞を惜しまなかった。「やっぱりそういうものを持ってんだよ。あそこで満塁ホームランだもん。やはり雰囲気あるよね」とスター性を絶賛。加えて「今は下半身がしっかりできてきて、フリーバッティングから打球の角度が全然違うもん」とコンディション面にも言及した。
同監督の言葉通り、試合前には浜田、西純らと外野ノックを受け、シートノックでは三塁の守備に就き、軽快に体を動かしていた。ここまでの実戦ではDH出場が続いているが、順調にいけば21日のファーム・ソフトバンク戦(筑後)で守備に就く見込み。開幕まで残り1週間。立石の完全復活への道は加速度的に動き出していく。
◆阪神新人選手の満塁本塁打は2リーグ分立後3人が記録している。初は12年伊藤隼で、プロ初本塁打がグランドスラムに。新人の1号が満塁本塁打となったのは現在も球団唯一だ。16年の高山は136安打を放ち、当時の球団新人最多を更新。8本塁打も記録した。21年佐藤輝は、この試合がプロ初の先発4番だった。
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