森保監督 U23五輪「金」へ3月が強化月間 A代表より優先否定せず 

 日本サッカー協会は20日、都内で会見を開いて各カテゴリー代表の2020年のスケジュールを発表した。A代表と東京五輪に出場するU-23代表を兼任する森保一監督(51)は、3月に行われる五輪代表の活動にMF久保建英(18)=マジョルカ、堂安律(21)=PSVアイントホーフェン、DF冨安健洋(21)=ボローニャ=らA代表の常連組を加える可能性について言及した。

 悲願の金メダル獲得に向けて、最善の強化方針を探る。1月のU-23アジア選手権(タイ)から始まる東京五輪イヤー。久保建らA代表の常連組を、A代表と五輪代表のどちらに振り分けるべきか。森保監督は「既に決まった答えは持っていない」と断った上で「これまでの活動を検証して考えたい」と語った。

 これまで五輪世代の選手たちには「A代表の中心としてプレーすることを目指して欲しい」と声をかけ、積極的に引き上げてきた指揮官。だが「検証」という言葉の裏には0-2で惨敗した11月のコロンビア戦の影響がある。冨安は負傷のため招集外だったが「その時点でのベストを選んだ」と久保建、堂安、板倉を五輪代表チームに組み込んで活動。だが、コロンビア戦では連係面で未成熟さを見せるなど、融合は簡単には進まなかった。

 3月はA代表がW杯アジア2次予選のミャンマー戦(26日・豊田)、同モンゴル戦(31日・アウェー)、U-23代表は親善試合2試合(京都、福岡)の活動を控える。森保監督自身は「これまで通りA代表の活動を優先する」と予選2試合で指揮を執る予定だが、久保建らを五輪世代の活動を優先させる可能性も否定はしなかった。

 五輪本大会に向けた壮行試合が7月17日に神戸で行われることも発表された、年間スケジュール会見。「2020年は東京五輪に臨み、金メダルを目指している」とあらためて目標を語った指揮官。最強チームを作るための工夫は続いていく。

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