浦和、飛行機事故のシャペコエンセと対戦 ペドロ監督「楽しんでもらいたい」

 日本サッカー協会(JFA)は18日、東京都文京区のJFAハウスでスルガ銀行チャンピオンシップ(8月15日・埼玉スタジアム)の記者発表を行った。昨季のルヴァン杯王者の浦和と、南米のコパ・スダメリカーナ覇者のシャコペエンセ(ブラジル)が対戦する。会見にはJFA田嶋幸三会長、浦和ミハイロ・ペトロビッチ監督、浦和FWラファエルシルバらが出席した。

 シャペコエンセは昨年11月28日にコパ・スダメリカーナ決勝に向かう途中の飛行機事故に遭い、大半の選手が犠牲となった。決勝戦は延期となり、のちにシャペコエンセにタイトルが譲られる形となった。

 ラファエルシルバにとって、思い入れの深い試合になる。「残念なことに、(飛行機事故の)前のチームには2人の友達がいました」と切り出し、「クリチーバというところでプレーしていたとき、ジウとセルジオマノエルという選手と一緒にプレーしていた。常に近い距離にいて、いろいろサポートしていただいた。思い出深い相手になります」と真剣な表情で話した。

 ペトロビッチ監督は「悲しい事故にあったチームとの対戦は栄誉に思う。この大会に参加することを楽しんでもらいたい」と歓迎の意を表明。「Jリーグのチームがこういうサッカーができるんだということを世界に発信できると思う」と意気込んだ。

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