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【近畿地区】村上義弘

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 完全復活へ村上が激走を見せる。昨年は練習中や競走でのアクシデントで、度重なる骨折に苦しんだ。この負傷のため、日本選手権やオールスターなどのG1を欠場。ビッグレースを走れなかったことが大きく響き、2010年から出場していたグランプリ出場を逃す悔しい一年となってしまった。

 満身創痍(そうい)の状態でも、玉野、小松島でG3制覇。最終的に賞金ランクは14位と意地を見せた。8月の落車直後は体にむちを打って走り続けてきたが、「ケガをした頃よりも状態は上がっている」と傷も癒えてきて徐々に調子は上向いてきている。

 今年は和歌山記念で始動して今回の松阪が2走目。12年の記念以来、久々の登場だ。前回は決勝で先行して6着。今回は連覇を狙う古性優作や差し脚鋭い稲川翔など、頼もしい援軍と共に近畿の総大将として勝ち上がりを目指す。

 巻き返しを狙う18年。自力でも番手戦でも魂の走りで、グランプリ覇者の浅井康太にも負けない存在感を示す。

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