【競輪】宇都宮デイリー杯 佐々木悠葵が完全V達成
「デイリースポーツ杯・F1」(11日、宇都宮)
佐々木悠葵(29)=群馬・115期・S1=が外並走から3番手を奪い、直線で一気の差し脚を発揮して1着。1月のG3・大宮記念に続き今年2回目の優勝を手にした。2着は吉沢純平(茨城)、3着には高橋築(東京)が入った。
7人全員が関東勢という決勝戦。初日特選、準決と連勝で勝ち上がった佐々木が差し脚を発揮して完全優勝を決めた。
いつもはラインを組んで戦う関東の仲間とのレース。「まずは安全に」を心がけ、橋本との並走でも違反点を付けることなく最終バックは3番手を確保。2センターから一気に踏むと宇都宮の長い直線を生かして、今年2回目の優勝を決めた。「宇都宮は得意。大きいバンクは走りやすい」と相性の良さを発揮した。
次走はG1・高松宮記念杯(17~22日・岸和田)が控えている。「今のフレームの特性はつかめた。自分がしっかり踏んでいけば、周りも苦しいはず」と出し惜しみをせず仕掛ければ、結果が付いてくることをこの3日間で体感した。吉田拓矢のG1・日本選手権制覇に続いて、関東勢から今年2人目のG1ウイナー誕生は十分だ。




