【共同通信杯】ファントムシーフ 出世レースV 大目標のダービーへ東京適性証明
「共同通信杯・G3」(12日、東京)
正攻法の競馬でライバルをねじ伏せた。2番手から末脚を伸ばした3番人気のファントムシーフが、ホープフルS4着から巻き返し、重賞初制覇を達成した。
レースは向正面で先頭に立ちかけたところ、2着タッチウッドがまくり気味に先頭を奪ったことで難しい形に。それでも自分のペースを守り、集中して走り切った。騎乗したルメールは「冷静に走ってくれた。道中で息が入ってリラックスしていた。直線でペースアップすることができましたし、長くいい脚を使って伸びてくれた」と振り返る。初コンビだったが、相棒の力を最大限に引き出した。
前走のホープフルSはスタートで後方の位置取りになり、スムーズな競馬ができなかった。そこで今回はゲートを最重要課題とした。鞍上は「一番気を付けたのはスタート。いいポジションを取れた」と勝因を挙げる。西村師も「スタートが決まって思い通りの競馬でした」とうなずく。前走が糧となった。
次戦については未定だが、今春の大目標をダービー(5月28日・東京)に据えている。「広いコースが合っているのでダービーはいいと思います」と指揮官。2歳G1で涙をのんだ素質馬が、大きな勲章を手にして再び、大舞台へ乗り込む。

