阪神・近本「僕の原点。帰ってきました!」沖永良部島で凱旋Vパレード 球団初セ連覇&8年連続タイトルW獲り誓った

 阪神の近本光司外野手(31)が11日、自主トレを行う鹿児島県沖永良部島で開催された「優勝パレード」に参加した。同島の人口約1万2000人のうち、1852人が集まったイベントでリーグ連覇を約束。自身の記録を更新するプロ野球史上最長となる、新人から8年連続のタイトル獲得にも意欲を見せた。個人、チームでの偉業を成し遂げ、来年のパレードで凱旋を約束した。

 お手製のパレードカーに乗った近本は「世界に一つだけの車」と誇らしげに笑った。その姿に地元男性が人目をはばからず涙を見せる。「お帰り」や、島の方言でありがとうの意「ミヘデイロ」と声が飛ぶ。島民のヒーローが「僕の原点。帰ってきました!!」と声を張るとまた沸いた。町を挙げ準備した手作りのイベント。近本にもグッとこみ上げる思いがある。

 「最初に来た時、1年生だった子が中学生。成長って早いなと思いますね。本当にきっかけってすごく大事なことだと、あらためて思いました」

 同島での自主トレは今回で6年連続。24年1月以来2年ぶりのパレードを先導したのは和泊、知名両町の野球少年団のこどもたち約70人だった。町中に六甲おろしが流れる中、島民は「祝 優勝!」の横断幕と旗で祝福。同島の人口約1万2000人のうち1852人が集まった中で、近本を乗せた車は「みじらしゃ通り商店街」約500メートルのコースを20分で進んだ。

 島民の歓声、祝福に再確認した思いがある。不動の1番打者として、リーグ優勝を導いた昨季は140試合に出場し、打率・279、3本塁打、34打点。32盗塁で4年連続6回目の盗塁王に輝き、ベストナイン、ゴールデングラブ賞も獲得した。オフには昨季取得した国内FA権を行使せず、5年総額25億円の大型契約で阪神残留を決断。優勝、タイトル獲得の祝福は一段と大きかった。

 「個人としてタイトルを目指すのではなくて、本当に日々の積み重ねだと思っています。でも、やっぱりタイトルというのが島に帰ってくる時だったり、子どもたちと交流する時にすごく影響力を持っていると実感する。結果ですけど、長く取り続けたいと思います」

 プロ初年度から7年連続でタイトルを獲得。既にプロ野球記録を更新し続けているが、5年連続盗塁王なら赤星氏に並ぶ球団記録。「活躍=優勝」に近づく中で2リーグ制以降では球団初の連覇、8年連続の個人タイトル獲得での凱旋を約束する。「プロ野球選手として元気を届けられるのは、あと数年しかない。島の皆さんに1年でも長く、1回でも多く元気を届けたい」。また一つ守るものができた。自主トレは再び「ミヘデイロ」と叫ぶため、島民の思いも背負ってグラウンドに立つ。(金額は推定)

 ◆新人年からの連続タイトル 近本は昨年盗塁王となり、自身が持つプロ野球最長の新人年からの連続年タイトル獲得を7年に伸ばした。なお江夏豊(阪神)はプロ1年目の67年から72年まで最多奪三振(当時はタイトル表彰の対象外)、69年に防御率1位、68年と73年に最多勝となり、7年連続で部門トップに立った例がある。

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