【ボート】瓜生SG10冠 F過多によるA2落ちから見事復活!彦坂、植木に並んだ

 「オーシャンカップ・SG」(15日、とこなめ)

 史上4位タイのSG10冠を達成-。瓜生正義(43)=福岡・76期・A1=が、インからコンマ11のSで逃げ切って、オーシャンカップ初V。2016年12月のグランプリ(住之江)以来、2年半ぶり10回目のSG優勝を決めた。2着は5コースからまくり差しで迫った柳沢一、3着には3コースから外マイした毒島誠。瓜生は「プレミアムG1・ボートレースバトルチャンピオントーナメント」(11月28日~12月1日・平和島)の出場権も獲得した。

 瓜生がボート界の主役の座に戻ってきた。予選トップから準優も逃げて、1号艇で迎えた優勝戦。1Mを先マイしたが、柳沢がまくり差しで内から猛然と迫る展開。「ギリギリだった。それでも2Mをしっかり回れば抜かれないと思った。2周1Mからは普段通りに走れた」と安定した機力に支えられて美酒に酔った。

 16年末のグランプリで頂点に立ったが、翌年は一転してS事故で苦しんだ。17年3月の江戸川G1の初日、4月の大村G1の優勝戦で2節連続F。「グランプリを勝って、気が抜けていたのか、おごり、過信があったのかなと反省した記憶がある」と当時を振り返った。出走回数不足により、18年前期にはA2級落ちも経験。しかし、これで完全復活だ。1998年7月にG1初優勝を飾った思い出のとこなめ水面で、オーシャンカップ初制覇を決めた。

 SG10冠は彦坂郁雄(引退)、植木通彦(引退)に並んで史上4位。手にしていないSGタイトルは、クラシックとチャレンジカップの2つだけになった。年間賞金ランクでも3位に浮上。「賞金を稼いだ状態でグランプリを迎える方がいい」と年末を見据えつつも「まずは次の初日1走目で1着を取りたい」と苦難を経験したチャンプは気を緩めず、全力の走りを誓った。

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