辞任発表の野村監督一問一答
2014年10月9日
‐優勝を逃したからという理由では。
「いや、優勝していても、たぶんそう思っていたと思います。それが、受け取り方はたくさんあると思うので、優勝していても、今年1年で、というのは僕の中では決めていたこと。目いっぱいやらせてもらいました。残り試合も最後の最後まで自分の野球、今までやってきた5年間の野球を、集大成として指揮を執らしてもらうつもりです」
‐昨年は体調不良というのもあった。重圧はあった。
「どこの監督さんでも重圧というのはあると思います」
‐チームの成長はどこに感じるか。
「競争意識をあおりつつ、その中で選手が期待に応えながら、勝った負けたを経験しながら伸びていった。今年は菊池と丸が素晴らしい成長をみせてくれた。彼らに追いつき追い越せという選手がたくさん出てくれると思います。僕の中では精いっぱい、自分の中では100%ではないですが、結果というのがありますから。でもある程度、納得のできるチームづくりはできたと思います」
‐次の監督に引き継いでほしいものは。
「それは新しい監督がやっていく。僕がとやかく言うことはないと思います。選手がごろっと変わるわけじゃないですし、現状、選手の底上げプラス経験を積んでいく、と。キクマルのような選手が出てくるように、やっていくんじゃないかと思います。こうしてほしいというのは、僕は辞める身ですので新監督に対してどうだ、こうだとは言えません。OBとしてはチームがさらなる常勝軍団になれるように期待しています」
‐堂林が背番号7を付けた。
「みなさんの期待が大きいだけに物足りない部分があると思いますが、ここからが勝負です。僕の背番号のこともありますが、堂林に目を掛けてというよりも、一生、僕が堂林に付いているわけではないので。新しい監督になったら外されるかもしれない。さっき言ったように、力を出せばこのチームはいい人を使うという方針は、そう変わらないと思うので結果を出してほしいと思います。彼に限らず、出場している(鈴木)誠也にしても、たくさん若い選手はいます」









