「明治安田生命Ｊ１、広島０－２川崎」（１４日、エディオンスタジアム広島）

　首位を走る川崎は、敵地で広島と対戦して２－０で勝利。今季２度目となるＪ１記録となる１０連勝とした。

　スコアレスで折り返した後半１１分にＦＷレアンドロダミアンが頭で先制弾。さらに後半の追加時間に途中出場のＭＦ三笘薫がトドメの一撃を決めた。大卒ルーキーである三笘はＪ１史上、５人目となる新人としてのリーグ２ケタ得点を達成した。

　１－０の最終盤。時間稼ぎをするのではなく“もう１点”を目指すのが今季の川崎だ。ＭＦ家長のキープでファウルを誘発すると、このリスタートからＭＦ旗手が抜け出し、最後は三笘が仕留めた。試合後の鬼木監督も「最後の最後まで守り切るだけではなく、決めに行った。選手の頑張りに感謝」と話した。

　筑波大から加入し、今季がプロ１年目の三笘。自己分析では「そんなに点を取るタイプではないと思っていますが」と話すものの、コンスタントにゴールを重ねて、これでリーグ１０得点目。城（当時市原）、渡辺（現Ｇ大阪）、金園（現甲府）、武藤（現エイバル）に引き続いて５人目となる２ケタ得点となった。