乾 右足首再び負傷で離脱か 練習後取材エリアに現れず…予断許さない状況
「サッカー日本代表合宿」(29日、千葉県内)
親善試合・シリア戦(6月7日・味スタ)とW杯アジア最終予選・イラク戦(同13日・テヘラン)に向けて千葉県内で合宿中のサッカー日本代表は29日、午前午後の2部練習で調整を行った。右足首痛のFW乾貴士(28)=エイバル=は、午後練習中に再び痛めて練習を中断。イラク戦の切り札と目されていたドリブラーが、不運にさらされた。
夕暮れのグラウンドに、苦しそうな声が響いた。4対1のボール回しで、守備をしていた乾は足をひねり、顔をゆがめて両手で「×マーク」を出した。しばらくしてハリルホジッチ監督と話し込むとスパイクを脱いで、ジョギングを開始した。
練習後、取材エリアには姿を現さず。前日には「ただの捻挫」と話していただけに、即座に離脱することはなさそうだが、バックアップメンバーの宇佐美も練習に参加しており、予断は許さない状況だ。
指揮官も「ここ最近、素晴らしいパフォーマンスを見せていた」と評価していただけに、誰もが乾の軽傷を願っている。