闘莉王、ハリルホジッチ監督をバッサリ「理解できない部分ある」

 元日本代表でJ2京都のDF田中マルクス闘莉王(36)が21日、テレビ東京系のスポーツ情報番組「追跡LIVE!SPORTS ウォッチャー」に生出演し、日本代表のハリルホジッチ監督をバッサリ切り捨てた。

 ハリルホジッチ監督の采配ぶりについて問われると、「ちょっと理解できない部分がある」と明言。「海外、国内関係なく、結果出している選手を呼んでほしいなと思う」と話し、海外勢を重視するハリル監督の選考方法に苦言を呈した。

 さらには、「日本人の良さを引き出すには、日本人の心、文化を分からなきゃいけないんで、そういうところがちょっと欠けているんじゃないかなあ」とその采配に疑問を呈した。日本代表監督については「長年、日本にいて仕事している人であれば、おそらく文化の違いを把握して、どういうことをすれば選手の良さを引き出せるかというヒントを持っているのでは」と持論を展開した。

 理想の監督を問われると、2006年から日本で指揮を執り続けているJ1浦和のミハイロ・ペドロヴィッチ監督の名を即答。「サッカーの戦術的なところも素晴らしいし、日本人に合っていると思う。能力に頼らず、戦術的なところで(相手を)崩していくところが優れている監督だと思います。1対1の強さとか、個人的なところで外国と差が出てしまう。そういうところを戦術的にカバーするというところで、最も合っているんじゃないかな」と、高く評価した。

 また、代表に呼んでもらいたい選手として、G大阪・MF遠藤保仁とFC東京・大久保嘉人のベテラン2人を挙げると、特に大久保嘉については「正直、何で呼ばれないか、分からない。ずーと結果出しているし、(FWとして)日本一危険な選手なのに」と首をひねった。

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