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機械ゴール判定導入?どうするJリーグ

2013年8月27日

 今年のコンフェデ杯と14年W杯で使用されるゴール判定システムについて話す上川徹氏(撮影・三好信也)

 今年のコンフェデ杯と14年W杯で使用されるゴール判定システムについて話す上川徹氏(撮影・三好信也)

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 国立競技場のように、すでに無線機を用いた判定のテストを行ったスタジアムもあるが、Jリーグに導入するとなれば、全スタジアムでの導入が必要になる。

 これを前提として、上川委員長は「レフェリー側からすれば助かるというのはある」と個人的な意見を述べてくれた。例えば、ロングシュートがクロスバーに当たり、真下に跳ね返った場合。「10年の南アフリカW杯でありました。イングランド‐ドイツですね。GLTがあれば、こうした難しい判定の手助けになる。6月のコンフェデ杯でも「ゴールコントロール4D」というシステムが導入された。

 しかし、費用対効果が問題になるという。上川委員長によると、「把握しているのは初期投資が1500万円」で、ランニングコストが加わる。前出のイングランド‐ドイツのケースは44年ぶりの大誤審と話題になったが、仮に44年に1度のケースのために1スタジアムにつき1500万円以上をかけるのならば、ほかにお金の使い道があるのでは、という考え方も出てくる。

 上川委員長は実体験から「得点に直結する判定は、オフサイドに関連するものが大半」と語る。実際、今季のJリーグでも5月11日の浦和‐鹿島で、浦和のFW興梠のゴールを後日になって「オフサイドだった」と誤審を認める事態も起きた。オフサイドの判定は機械では難しく、「副審を何人も置くわけにはいかない」(上川委員長)と審判個人の技術を磨くしかない。

 GLTの導入が先か、審判の人材確保や技量向上が先か。このジャッジが一番難しいかもしれない。

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