「なんの達成感だ!」東京V 直近6戦無敗も城福監督がミーティングで“喝”「緩さがあった」

 J1東京Vの城福浩監督(63)が26日、次節・福岡戦(28日、味の素スタジアム)に向けた記者会見を開いた。前日のトレーニングでは「全体として緩さがあった」と話し、この日のミーティングで“喝”を入れチームを引き締め直したことを明かした。

 前節の川崎戦(0-0)では、今季初のクリーンシートを達成。直近6戦で1勝5分と負けてはいないが、終盤に追いつかれるなど、内容的に勝ちをこぼしている試合も少なくない。そんな中、25日に行われた試合形式の練習で、指揮官は守備を重視するトレーニングにもかかわらず失点を重ねたレギュラー組の“緩さ”を感じ、今朝のミーティングで強く訴えかけた。

 「フロンターレ戦で自分たちがある程度やれてた感がなんとなくあった。それは大事だが、それで自分たちが何かを成し得たのかというと、結局勝ち点1しか取れていない。手応え以上の勝ち点になっていないっていうところを忘れてるわけじゃないけど、あのフロンターレ相手に対等以上にできた。それがなんなのかと。むしろ違う強みをもった相手が週末に控えている。なんの達成感なんだ!と、強く言いました」

 ミーティングでは前日のトレーニング映像を見せたという。「日本一のトレーニングを目指さない限り、このチームの残留と驚きを示すことはあり得ない。果たしてこれが日本一のトレーニングだと胸を張れるのか。彼らに問いました」と語った。

 指揮官の“喝”を受けDF深沢は「みんなもう一回ハッとさせられた」、DF林も「完璧に抑えたわけではないとは思ってるんで、そういうのをもっと突き詰めていこうっていう話をした」と考え直す機会が生まれた。チームは開幕9戦で勝ち点が9。城福監督は「1試合勝ち点1だと残留できない。やはり勝ち点3を積み上げていかないとおけない」と言葉に力を込めた。

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