ドジャースの大谷翔平投手が２６日（日本時間２７日）、あす本拠ドジャースタジアムで行われるブルージェイズとのワールドシリーズ第３戦を前に記者会見に応じ、前日第２戦でポストシーズン（ＰＳ）２４年ぶりの２登板連続完投勝利の快挙を成し遂げた山本由伸投手を称えた。

　記者会見の一問目。米記者から山本の投球を問われた大谷は「由伸の登板に関しては、もう本当に素晴らしかったと思いますし、これだけね、素晴らしい打線を相手にあれだけのピッチングをしてくれたっていうのは本当にチームメートとして誇らしいと思ってます」と賛辞。「オフェンス陣からしたら本当に頼もしく、早く援護してあげたいなっていう気持ちになります」と話した。

　自身は２８日（同２９日）の第４戦の登板が決まっている。この日は投打独自メニューで調整。フィールドではキャッチボールの後、ブルペンに入って２９球を投げ、持ち球全球種の感覚を確認した。

　前回のマウンド、ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第４戦では投げては七回途中、２安打１０奪三振、無失点。打っては３本塁打を記録するなど、超人的パフォーマンスで２年連続ワールドシリーズ進出を決め、自身はシリーズＭＶＰに選出された。

　１１日ぶりとなるマウンド。ＰＳ２登板２勝無敗、防御率２・２５を残している大谷は、主砲ゲレロやスプリンガーらが並ぶ強力打線との対戦に「まず大前提として、自分がしっかりとしたパフォーマンスというか、自分の持ってるものの中で高いパフォーマンスをまず出せるという状況を作るのが最優先かなとは思います。その中で相手を分析したものを基に対策していければいいのかなと思ってます」と話した。