チェコ代表 ハジム監督が会見で異例の行動 日の丸ハチマキを巻き「ニッポン!ありがとうございます」自らは来年で退任へ 最後のWBC「天国でした」
「WBC東京プール presented by ディップ 侍ジャパン9-0チェコ代表」(10日、東京ドーム)
チェコ代表は侍ジャパンに善戦するも4戦全敗となった。試合後、ハジム監督は日の丸のハチマキを巻いて「ニッポン!ありがとうございます!」と感謝の思いを口にした。
その上で「チェコの野球がサトリアの結果そのもの」と今大会限りで代表を引退する右腕をたたえ、自らも「来年の大会が私の最後になります」と語った。
指揮官は「八回まで0対0。相手に送りバントもヒットエンドランもさせた。そしてサトリアへの大歓声、天国のようでした」と語り、今後について「まずプレミア12の本戦に出ること。私の前任の監督が30年のキャリアを経てスイッチして私が監督になった。ありがたいキャリアを進ませてくれました」と言う。
そして会見の最後で「1分、私に下さい」と切り出し、「日本」とかかれた日の丸ハチマキを頭に巻いて「ニッポン!ありがとうございます」「ヤキュウ、フォーエバー」と語って会見を終了。会場は拍手に包まれた。
中盤まで侍ジャパンと接戦を演じた。先発のサトリアが立ち上がりから最速130キロに満たない直球とチェンジアップでほんろう。走者を出しながらも決定打を許さず、五回途中まで無失点に抑えた。
球数制限を突破してしまったことで降板となったが、スタンドからは大きな拍手がわき起こった。試合前の会見でハジム監督が「今夜がラストダンスとなる」と明かし、起業するために今大会限りでチェコ代表のユニホームを脱ぐ右腕。スタンドをグルリと見渡しながらベンチへ引き揚げ、チームメートと抱き合った。
八回にミスから先制点を失い、周東に3ランを浴びた。さらに村上に満塁弾を許すなど一挙9失点と投手陣が力尽きてしまったが、中盤まで堂々の戦い振り。サトリアが電気技師の職に就いているように、大半の選手が本業と野球の二刀流をなり立たせている。
前回大会でも「さわやかチェコ」の異名をとったチーム。最後まで全力を尽くして戦い抜き、WBCの舞台を終えた。
