【競輪】玉袋筋太郎「KEIRINラーメングランプリ 目指せ全国統一」6

 競輪界最高賞金バトル「KEIRINグランプリ2023」が30日、東京都の立川競輪場で実施される。そこで町中華ロケの番組で知られる玉袋筋太郎が競輪とラーメンの融合を狙い、出場選手9人をご当地ラーメンに例えてそれぞれを分析。「KEIRINラーメングランプリ 目指せ全国統一」と題して選考順に9人を紹介していく。

  ◇  ◇

 選考順6位は清水裕友。昨年は出場できなかったけど、今年は5月にG1・日本選手権(平塚)の決勝で2着に入ったことで高額賞金を獲得。8月にはG1・オールスター(西武園)で決勝4着になったのも大きかった。KEIRINグランプリは2年ぶり5回目の出場。日本競輪学校(現日本競輪選手養成所)で取材した105期生だから、オレにとっても出場はうれしいね。

 山口県は東西南北で風景から食べ物まで全部違ってくる。下関でふぐを食いながら一杯やるのは最高だけど、ラーメンなら「宇部ラーメン」かな。宇部はセメントで有名なんだけど、ラーメンもなかなかの逸品なんだ。

 豚骨の久留米ラーメンを改良したのが宇部ラーメンらしくて、マニア間では名の知れた存在。関係ないけど、オレはラーメン店に入っても、まずは瓶ビールを頼む。そしてメンマか小皿チャーシューをつまみにグビッと飲む。ラーメン前にビールとギョーザを注文するのは好きじゃない。これだけで腹がいっぱいになってしまうからね。豚骨系ならなおさらだよ。だから宇部ラーメンを食う時は喉を潤す程度にビールを飲み、メンマをつまんでからラーメンをすする…というルーティンで臨みたいね。

 清水が凄いのは地元の防府記念を6連覇したこと。2018年からずっと地元G3を優勝できるって、なかなか難しいよ。そしてグランプリに出場したのも18年から。昨年だけは防府記念→競輪祭→グランプリと転戦できなかった。その悔しさをバネに今年は奮闘したよな。

 最近の清水は先行、まくりといったタテ攻撃だけでなく、柔軟にヨコにも動ける。105期といえば野口大誠(15年)、渡辺雄太(16年)がヤンググランプリを制したけど、清水はその出場がかなうどころか、17年前期はA級1班に陥落。翌年にグランプリに出場と、同期のライバルたちを見事に追い越しちゃったよ。

 次なる目標はグランプリ制覇。ソツのない走りからVロードを駆け抜ける清水を見てみたい。取材した105期生からGP覇者が出るのが楽しみだ。(漫才師)

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