【競輪】玉袋筋太郎「KEIRINラーメングランプリ 目指せ全国統一」4

 競輪界最高賞金バトル「KEIRINグランプリ2023」が30日、東京都の立川競輪場で実施される。そこで町中華ロケの番組で知られる玉袋筋太郎が競輪とラーメンの融合を狙い、出場選手9人をご当地ラーメンに例えてそれぞれを分析。「KEIRINラーメングランプリ 目指せ全国統一」と題して選考順に9人を紹介していく。

  ◇  ◇

 選考順4位は佐藤慎太郎。デイリースポーツ読者に一番よく知られている選手だよな。胸に「デイリ~」のロゴを付けているし、練習着も「デイリ~」をまとっている。そして大の阪神タイガースファン。デイリースポーツの伝道師として、日々奮闘しているよ。

 福島県といえば「喜多方ラーメン」。今でこそ全国区になったけど、30年ほど前は知る人ぞ知るって存在だった。しょうゆ味でこってりした感じだけど、実はあっさり系。二日酔いの朝に食ったりするのがいいんだよな。

 慎太郎もこってり系の雰囲気を醸し出しているけど、実はシンプルな競走であっさり系なんだよな。番手で別線をけん制するところはまさに仕事人。通算着度数を見ると、1着(472回)よりも2着(479回)がちょっと多い。だから、慎太郎を車券で狙う時は、手広く買うように心がけている。

 今年の慎太郎はG1優勝こそ手が届かなかったけど、決勝に進出した3回とも3連単車券に絡んだ。早くから獲得賞金額の上位に名を連ねていて、安定して稼いだ成果が5年連続9回目の出場に結びついたと思うよ。

 勝利者インタビューを見ても、慎太郎はエンターテイナーぶりを発揮しているよな。ファンが知りたいことを言った上、ちょっと笑えることを言う。そしてスポーツ紙のカメラマンにもサービス精神が旺盛。阪神のミエセスがやるギャルピースにも応じていたよな。オレたち芸人のようなポーズもとれるし、R-1グランプリに出ても、そこそこまで行けるんじゃねぇかな…って、ふと思ったよ。

 そして、慎太郎は引きが強い。本人は早めにグランプリ出場が当確だったが、新山響平が賞金9位のギリギリで勝ち上がってきた。これで新山-慎太郎で結束できる。最後の最後に前を任す選手が出てくるなんて、慎太郎はやっぱり凄いよ。

 福島県の喜多方ラーメンはあっさり系で飽きの来ない味が売り。福島78期の佐藤慎太郎はあっさりと仕事をこなして、きっちりゴール前で突っ込むという飽きの来ない走りが売り。4年ぶり2回目のグランプリ制覇を期待しても良さそうだよ。(漫才師)

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