【競輪】玉野F1 ガールズケイリンは山口伊吹が制圧 うまい立ち回りから外強襲で通算V5

 優勝してVサインの山口伊吹
 本紙評論家の本田晴美氏(中央)に表彰された山口伊吹(左)、福田知也
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 「デイリースポーツ杯&本田晴美杯争奪戦・F1」(29日、玉野)

 最終日11Rのガールズケイリン決勝は山口伊吹(22)=長崎・116期・L1=が1着。打鐘3角過ぎ4番手からカマした石井貴子(東京)後位へうまく切り替え、最終3角から外に車を持ち出し、直線で伸びて先頭でゴール。5月の青森以来で今年3回目、通算5回目を3連勝の完全優勝で飾った。石井は惜しくも2着。2角3車並走の外から踏み上げた太田瑛美(三重)が3着に入った。

 初日6R、2日目6Rもうまいさばきで1着。「何も考えていませんでした」と明かすが、テクニシャンぶりを発揮した。最終日の決勝は周回中3番手。「(石井)貴子さんが真後ろの4番手。仕掛けたところで一緒に踏もうと思っていました」としっかりと頭を使って石井の後位を奪取。最終3角から番手まくり気味に外へ持ち出したのは「(太田)瑛美ちゃんが見えたから」と、いつでも外を踏む覚悟ができていたようだ。

 「去年は優勝できる気がしませんでした」。7月の佐世保で予選2走目に3着でだったものの、ゴール後に落車して「左肩甲骨にヒビが入りました」ことで療養生活に入るなど、思うように活躍できなかったが、今年はすでにV3と好調。「これからも頑張ります」と次の函館4日間シリーズ(8月4~7日。G3開催)での健闘を誓った。

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