【ボート】若狭奈美子がデビュー13年半で悲願の初優勝 家族と仲間が祝福

デビュー13年半、地元で初優勝を飾った若狭奈美子
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 「ヴィーナスシリーズ第2戦 第9回クラリスカップ」(16日・児島)

 5月11日に開幕した児島ボートのヴィーナスシリーズ第2戦で若狭奈美子(30)=岡山・97期・A2=がデビュー13年半にして初優勝を飾った。予選トップでシリーズをリードし、準優勝戦では、新級別での女子勝率1位に輝いた小野生奈(30)=福岡・102期・A1=の攻めを封じ込めて逃げ切り。人気を背負った優勝戦でも完璧な逃げを決めた。地元で初、通算でも8回目の優出でのVゴールとなり、地元ファンが拍手で迎えた。2着には樋口由加里(31)が続いて地元・岡山勢でのワンツー決着。さらに若狭と同期の原田佑実(31)が混戦をさばいて2周1Mで3番手に浮上し、同期の初Vに花を添えた。

 2005年11月のデビューで、13年6カ月目で、悲願の初優勝となった若狭は「準優前にはプレッシャーがすご過ぎて泣いてしまった。優勝戦も緊張したけど、Sに集中して先に回ろうという気持ちで行った。遅かったけど、諦めなくて良かった」と涙をこらえて喜びをかみしめた。昨年末の平和島・クイーンズクライマックスシリーズでも、優勝戦1号艇だったが、塩崎桐加(27)=三重・105期・A1=にまくられて2着。「平和島ではいいプレッシャーを経験できた。リベンジすると決めていた」と実績機を引いた今節は強い決意で臨み、最後まで集中力を保って頂点を極めた。

 表彰式ではイベントホールに駆け付けたファンから祝福を受け、ピットでは仲間たちから水神祭の祝福。恒例の水面へのドボンを怖がる若狭はレース時同様にカポックを着用。「キャー、こわい」と暴れる若狭を女子選手たちが容赦なく水面へ投げ入れた。その後は次々と選手たちが水面へ飛び込み、遠藤エミ(31)、守屋美穂(30)らスター選手を交えた異例の13人による大水神祭。児島水面が女子会の温泉地に見える光景が繰り広げられた。

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