【競輪】平デイリー杯 地元のレジェンド・伏見俊昭が直線強襲V 微差抜け出して今年初優勝
「デイリースポーツ杯・F1」(26日、平)
伏見俊昭(45)=福島・75期・S1=が直線で鋭く差して1着。地元バンクでうれしい今年初Vを決めた。2着は菅田壱道(宮城)、3着は大森慶一(北海道)が入り、ラインで上位独占を決めた。
実力者の伏見が貫禄を示した。今年初優勝を決めて「優勝できたのは大きい。うれしいですね」と喜びと安どの入り交じった表情を浮かべた。
レースは菅田がスタートを取って、伏見-大森-竹村-高橋と北日本ラインが5車結束。山賀-松田が赤板で上昇して前に出る。伏見は最終3角から仕掛けた菅田に乗り、直線でシャープに差し脚を伸ばす。ゴール寸前で微差抜け出した。
菅田とのゴール前勝負を制して「抜けている感触はありました。直線の長い平のバンクだったから届きましたね。この優勝をきっかけに頑張りたい」と冷静に振り返った。タイトルホルダーが地元バンクで存在感をアピールした。