【東京プリンセス賞】村神様はディアリッキーの末脚絶賛 「大井の外回りがピッタリ」

 「東京プリンセス賞・S1」(28日、大井)

 桜花賞馬ケラススヴィアのスピードと完成度が一枚上の組み合わせだが、東京プリンセス賞は直線の長い外回りコースに変わって◎ディアリッキーの一発逆転を狙う。

 これまで2度の敗戦は重賞で、いずれもケラススヴィアに及ばなかったが、決してレースぶりは悪くなかった。ともにマイル戦で前々の決着に追い込み切れなかったもの。それでも、前々走の東京2歳優駿牝馬では、直線大外からメンバー最速の末脚を繰り出して、見せ場は十分につくった。完全に脚を余した感もあって、マイル戦では忙しい印象だった。

 激戦の疲れを取って臨んだ前走の地元戦では、早め先頭から楽に粘り込みを図った2着馬を、ゴール前できっちり首差とらえた。ベストではない距離短縮で、さらにひと息入っていたこともあって、3角手前から追い通しとなった。それでも、ラストまで諦めることなく鞍上の叱咤(しった)に応えた。その内容からは、距離延長、大井の外回りがピッタリと明白になった。

 ここを目標に乗り込まれてきて、最終リハでは5F62秒台の好タイムを一杯に追われて叩きだした。一度使われての上積みに加え、その迫力満点の姿には、さらなる成長が感じ取れた。前走でビッシリ追われたことで、気持ちの面でもピリッとしてきたようだ。

 舞台設定、流れは文句なし。デビューからコンビを組み、癖を知り尽くする本田重も、ここ一番に燃えないはずがない。目標のハッキリとした一戦で、さばきやすい頭数もいいだろう。大一番に強い血統背景。バテることなく長く使える脚を最大限に生かせば、自ずと逆転の“1冠”をもぎ取れる。(8)の単勝。

(デイリースポーツ・村上英明)

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